多くの日本人が普段愛用する部屋着やカジュアルウェアとしての「トレーナー」ですが、英語で表現すると一体どのような言葉になるのでしょうか?
直訳すると“trainer”になるかと思いきや、実際には“trainer”が指す意味は日本のイメージとは異なります。
イギリス英語とアメリカ英語でのニュアンスの違いがあり、カタカナ英語の罠にハマりやすい単語でもあります。
ここでは、洋服の「トレーナー」と英語の“trainer”がどのように違うのか、正確な英単語の選び方とともに解説していきます。
英語を学ぶ上での小さなポイントですが、誤解を避けるためには大切な知識となります。
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目次
トレーナーは和製英語
和製英語の典型的な例として「トレーナー」が挙げられます。
英語圏では”trainer”は「トレーニングする人」や「訓練師」という意味になり、服装のアイテムを示すものではありません。
しかし、日本ではカジュアルなトップスのひとつとしてトレーナーが浸透しています。
日本人が認識しているトレーナーを正確に英語で表現するには、いくつか単語が挙げられます。
トレーナーを指す英語
英語圏で「トレーナー」を表現する際の最も一般的な単語は”sweatshirt”です。
日本語の「スウェット」や「スウェットのトレーナー」と同義ですが、注意点として間にスペースを入れず、一つの単語として”sweatshirt”と綴ることが正しい表記です。
トレーナーを指す英語のバリエーション
“sweatshirt”の他に”sweat top”という表現も存在します。
“sweat top”は特にスウェット素材のトップスを指して使われることが多いです。
驚くことに”sweater”もトレーナーを指す言葉として使われることがありますが、地域や文化によってニュアンスが異なるので注意が必要です。
ニュージーランドでは通常のセーターも”sweater”や”jumper”と呼ばれることがあるため、文脈を理解して使用することが重要です。
トレーナーによくある「丸首」は “crew” や “crew neck” で表せ、以下のように表現します。
- crew neck sweatshirt
- crew sweatshirt
- crew sweat
フード付きのトレーナーは “hoodie” と表現します。
英語の例文
英語を学ぶ際、実際の会話や文章の中で使用される例文を知ることは非常に有益です。
- This is my favorite sweatshirt.
このトレーナーは私のお気に入り。 - Where did you buy that sweatshirt?
そのトレーナーはどこで買ったの?
トレーナーの英語での意味は
英語の “trainer” という単語は、カタカナ英語の「トレーナー」と誤解されることが多いですが、実はこの言葉は英語の中で複数の意味を持つマルチタスクな単語です。
“trainer” の主な意味はスニーカーや訓練者、訓練用品など多岐にわたります。
ここでは、”trainer” が持つ主な意味に焦点を当て、それぞれのニュアンスや使い方を紹介します。
スニーカー
英語圏の特にイギリスでは”trainer”はスポーツやカジュアルな場面で履く靴、つまりスニーカーを指します。
アメリカ英語では”sneakers”と呼ぶスポーツ用の靴ですが、イギリスでは”trainers”という言葉が一般的です。
語源は靴が運動の訓練に用いられることからきています。
多くの場合、”trainers”は複数形で使われます。
訓練者
“trainer”は「教育や訓練を行う人」を指す場合もあります。
ジムでのトレーニングの指導を担当する人や、専門分野での教育・指導を行う人を”trainer”と称します。
“train”という動詞が「教育する」や「訓練する」という意味を持つことから、「教育する」や「訓練する」を行う人として”trainer”が使われます。
“trainer”はトレーニング用の器具やトレーニングパンツなど、訓練に関連するものにも使われることがあります。
トレーナーを英語で使うと意味が違う!カタカナ英語には気を付けよう
英語学習の過程で、日本人はしばしばカタカナ英語に頼ってしまうことがあります。
しかし、カタカナ英語が実際の英語とは異なる意味を持っている場合が少なくありません。
「トレーナー」という言葉は、日本人にカジュアルな衣服を思い浮かべますが、英語圏の人々にはまったく異なる印象を与えてしまいます。
カタカナ英語のミスマッチがコミュニケーションの混乱を引き起こします。
日本語の中に多く存在するカタカナ英語と英語の違いを理解し、正しい英語表現を身に付けることでスムーズな英会話が身に付きます。
「トレーナー」のように日常的に使用しているカタカナ英語が本当に英語で通じるのか、考えてみてはいかがでしょうか。