英会話を習いたいと考えている人の中には自分である程度の基礎を身に付けたいと考える人も多くいます。
スクールに通う時間の確保が困難な場合や、ハードルが高いと感じるなど理由は様々です。さらに継続できるかという不安もありますよね。
そのような時に身近にあるニュースで英語を自主学習するという手段をご存知ですか?
海外のニュースは様々な方法でいつでも視聴可能です。ニュースの内容も多岐に渡っており、興味のあるニュースを選ぶことで海外の最新の情報を取り入れながら英語力アップを狙えます。
では、英語ニュースを活用した勉強方法をくわしく紹介していきます。
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ニュースで英語を勉強するメリット
まずはニュースで英語を勉強するメリットを確認していきましょう。
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- スキマ時間に勉強できる
- 英語が聞き取りやすい
- 興味・関心のある話題で英語が学べる
- 生きた英語が聞ける
- リスニング力が上がる
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ニュースを教材にすることで得られるメリットを知ることで、自分の求めている英語力との相違が出て来る可能性もあります。
英語のニュースから得られる英語力の特徴をしっかりと把握していきましょう。
スキマ時間に勉強できる
英語のニュース番組はYouTubeにも多数チャンネルがあり、スマホがあればいつでも視聴可能です。
通勤時間などのスキマ時間を有効に活用して英語学習ができます。
この手軽さが英語ニュースで勉強する最大のメリットとも言えます。スクールに通う時間の確保の必要もなく、スキマ時間に好きな時に英語学習に手を伸ばせる気軽さがハードルを低くします。
英語が聞き取りやすい
英語ニュースの良さはアナウンサーの読み上げるニュースの発音が聞き取りやすい点にあります。
これは日本のニュースアナウンサーにも言えることですが、ニュースを伝えるために正しい分法で聞き取りやすい発音を行っているからです。
バラエティやドラマだと聞き取りにくい部分がある場合も、ニュースの発音だと単語がはっきりとわかる場合があるのは読み上げるアナウンサーがニュースを伝えることに特化して喋っているからです。
この点はバラエティやドラマを英語学習に活用するよりも、はるかにリスニング力を高めてくれるメリットとなります。
興味・関心のある話題で英語が学べる
ニュースと言っても堅苦しい話題だけではないのは海外も同じです。
興味・関心のあるニュースを教材にすることで英語力を身に付けるだけはなく、興味・関心を持つ海外の情報を取り入れることができます。政治経済の以外にも地域情報や気象情報、エンターテイメントに関するニュースなど様々にあります。
逆に、興味の薄いニュースを教材にしてしまうと、ニュースの内容もつまらなく、途中で飽きてしまうかも知れません。自分の興味のあるジャンルのニュースをピックアップすることで、楽しみながら英語力を身に付けられます。
生きた英語が聞ける
ニュースを読み上げるアナウンサーはもちろん、英語ネイティブスピーカーなので生きた英語を耳にすることができます。
しかもニュースは伝わりやすいよう、読み上げられ、正しい文法を使用した英語が使われているので英語を学ぶのに最適な教材と言えます。
情報収集ができる
ニュースを英語力の教材と使用することで、リスニング力が高まるだけでなく海外の様々な情報収取が可能です。
興味のある話題のニュースから別のジャンルのニュースに幅を広げていくことで、海外の政治経済からエンターテイメントなど様々な情報を得ることができます。英語学習をしながら、海外の情勢を得られ、ニュースを教材とよりグローバルな視点を手に入れられます。
リスニング力が上がる
ニュースのアナウンサーは伝えることが仕事なので、英語のニュースでも聞き取りやすいように話します。早すぎず、遅すぎず丁度いいスピードで丁寧な発音で喋るニュースは単語も聞き取りやすく、リスニング力の向上に繋がります。
初めのうちは字幕が出るように設定し、聞き逃した単語を聞きなおし字幕と照らし合わせながらニュースを視聴していると英単語と意味の照らし合わせがしやすく、おすすめです。
ニュースで英語を勉強するデメリット
手軽で生活に取り入れやすい英語ニュースを活用した英語の学習方法ですが、メリットだけでなくデメリットもあります。
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- 英語初心者にはハードルが高い
- アウトプットの場がない
ここではニュースで英語を勉強するデメリットを紹介していきます。
メリットとデメリットを比較して自分に合った学習方法かの見極めの為に参考にしてください。
英語初心者にはハードルが高い
英語初心者にはニュースを活用した英語学習はハードルが高くなってしまいます。
アナウンサーの話し方はリスニング力を高めるためには非常に有効ですが、ニュースの種類によってたくさんの単語が出てきます。
日常会話で使用される英語の語彙は3,000?4,000語前後とされていますが、英語ネイティブの方の語彙はその10倍の30,000語前後とされています。
ニュースというコンテンツも日常会話とは違い、ややビジネス寄りの難易度の高い語彙も使われます。英語初心者には解らない語彙が多くなってしまうと、途中で断念してしまうきっかけになる可能性もあります。
アウトプットの場がない
ニュースを教材にすることでリスニング力は高まりますが、それを活用したアウトプットの場はないことは欠点の一つです。
インプットをたくさんしてもアウトプットする実践の場がないと学習としての完成形には至りません。また、アウトプットはインプットの定着のためにも必要です。
対策としてシャドーイングを取り入れることや、ニュースについて他の人と英語を使用して話し合うなどが挙げられます。知識として英語のリスニング力が上がっても、会話として活用できなければ身に付いたとは言い切れません。
ニュースで英語を勉強する方法
ニュースを活用して英語を勉強する方法にもいくつかコツがあります。
ひたすらリスニング力を高めるだけでは丸暗記になってしまい、応用が利かなくなります。
そこで、ニュースを利用して英語力を高めたいと考えている方へ、勉強方法のコツを紹介していきます。ぜひ参考にしてみてください。
字幕付きでみる
先程も取り上げましたが、英語のニュースでは日常会話よりもより高度で難易度の高い語彙が使用されます。最初は意味がわからずに戸惑うかもしれません。
字幕付きで英語ニュースを視聴するようにしましょう。字幕がついていれば、リスニングができるようになると理解できなかった部分を字幕で確認することができます。
また、ニュースで使われている原稿は正しい文法で作られているため、字幕付きでニュースを視聴するとリーディングの向上にも繋がります。
ニュース内容を要約する
ニュースを視聴した後、自分でニュースの内容を要約することをおすすめします。
要約することでニュースの内容を自分の言葉でまとめ、ノートに書いたりスマホなどに入力したりするアウトプットの場が設けられるため、記憶にも定着しやすくなります。
新しく知った語彙やスペルを手動でプットすることにより、語彙力を増やし記録しておくこともできます。
また手書きや入力という方法でアウトプットを行うことで、会話力だけでなく文章作成能力も鍛えられます。
リスニング以外の勉強も並行して行う
ニュースを教材として英語勉強しリスニング力を高めることはもちろん大切ですが、その他の勉強も同時並行して行いましょう。
新しい単語や文法の使用方法、英文の読解力、作文、会話などニュースから得た知識を聞き取って理解するだけではなく、書くこと、話すことにも応用していきましょう。
その中でも英語だけで会話を行うことは実戦的トレーニングとして非常に有効です。
身の回りに英語を学んでいる人や英語ネイティブの人がいなくても、例えばゲームをする人などはゲーム中のボイスチャットで海外の人と交流する機会があります。学んだ英語は実践で活用して初めて身に付きます。少しでも実際に使用できる場所があればどんどん活用していきましょう。
全てを理解しようとしない
ニュースで英語を学ぶ時の重要なポイントの一つに全ての英単語や表現を理解しようとしないという点があります。
学習するのだから100%理解しないと学習にならないと思う方もいるかも知れませんが、必要なのは全体の意味を捉え、ニュースで流れて来る情報から新たな単語や表現の意味を推測する能力です。
全体のニュースの内容を把握し、自然のうちに初めて出会う単語や語彙、表現などに気付き学習していくことがニュースを教材にするメリットの一つです。継続することによって、100%理解できなかったものの解像度が次第に上がっていきます。
繰り返し使われている単語や言い回しを実際に使用してみる
ニュースから学んだ繰り返し使われている単語や言い回しを自分自身が会話をする時に積極的に取り入れることも重要です。
ニュース視聴後、特に頻繁に使用されている単語や表現、印象に残った単語や表現をまとめてノートやスマホなどにまとめておくことをおすすめします。そして、新しく覚えた表現は英会話やメール、その他の機械で英語を使用する時に積極的に使ってみましょう。
新たに覚えた単語や表現、言い回しが相手に適切に伝わるかチャレンジすることが重要です。
新たに覚えたことを正しく使えているかどうか試してみる時には、少なからずワクワクする気持ちがあります。これは学習特有の楽しみでもあります。
オンライン英会話を活用する
オンライン英会話を積極的に取り入れてみましょう。
身近に英会話を学んでいる親しい人や英語ネイティブの人がいないと、どうしても実際に会話をする機会は少なくなります。英会話を身に付けたいのに、会話の相手が居ないのは困ったものです。
そこでオンライン英会話はニュースで学んだ単語や表現を実際の会話に取り入れて相手とコミュニケーションをとる絶好の手段です。
ニュースの話題は特に偏った政治的な話題でない限り、会話のきっかけとして使用しやすくもあります。スポーツやエンターテイメントの話題だとライトで話しやすいでしょう。そこで、ニュースを視聴して学習した表現方法や単語、語彙を実際に使用してみましょう。
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英語力を上げたい人におすすめのニュースサイト
英語力を上げるためにニュースを教材とするのは効果的な方法ですが、全てのニュースサイトが適しているという訳ではありません。
ここでは英語力を上げたい人にお勧めのニュースサイトを紹介していきます。YouTubeに公式チャンネルのあるサイトばかりですので、視聴も気軽にできます。
自分の英語レベル・学習目標・興味関心によって向いているサイトが分かれてきます。自分に合ったニュースサイトを見極めることも長続きの秘訣です。
それぞれのニュースサイトの特徴をまとめて紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
NHK World Japan
NHK World Japanは日本のNHKが運営する英語ニュースサイトです。
日本とアジアのニュースに焦点を当てているため、身近な自国である日本を含めたアジア圏のニュースに興味のある人にとって取り上げるニュースも関心の高いものになります。
NHK World Japanは英会話初心者から上級者までカバーする英語学習コンテンツもあり、英会話初心者の方で英語力をアップしたいという方にも向いています。
また、NHKが運営しているニュースサイトなので、国内のニュースを英語で視聴もでき、国内ニュースをチェックしながら英語学習を兼ねることもできます。
デイリーニュース
デイリーニュースはアメリカの主流ニュースサイトで、世界の最新情報をタイムリーに取り上げるサイトです。ビジネス・政治・エンターテイメント・スポーツ・化学など様々なトピックが取り上げられており、多くの人がひとつは興味を持ちそうな話題が提供されています。
また、各記事は禅門化によって書かれ手織り、内容に信頼性も高い点が優秀です。
英語レベル的には中級から上級者向けでネイティブの英語力を養うために最適です。複数の視点から話題を取り上げているために多角的な視点からニュースが提供され、新しい表現も多く使用されています。
BBC World Service
BBC World Serviceは英国放送協会(BBC)が提供する国際放送サービスで、信頼性と品質の高さから世界中の聴取者・視聴者から高い評価を得ています。
BBC World Serviceにはニュースで聞く情報を英語で読むことができるBBC Learning Englishというサイトがあり、併用することでさらに理解度が高まります。
デイリーニュースはアメリカが発信するニュースサイトですが、BBC World Serviceはイギリスが発信するニュースサイトと大きな違いがあります。
英語力を身に付けたいと言っても、アメリカ英語を学びたいのかイギリス英語を学びたいのかによってデイリーニュースとBBC World Serviceどちらを選ぶか大きく変わります。
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ニュースで勉強すれば英語力は上がる
ニュースを活用して勉強することで実践的な英語力は上がります。ニュース原稿は正しい文法で書かれ、アナウンサーは聞き取りやすいように丁寧に喋るのでリスニング力を高めるには最適です。
ニュースを教材にすることで、自分の興味が惹かれるジャンルの話題を教材にすることが可能で、英語を学習しながら興味のあるニュースを新たに知ることができます。これは一石二鳥と言ってもいいでしょう。
ニュースサイトはそれぞれに英語学習に役立つコンテンツを用意しているので、組み合わせて利用することでオリジナルの英語学習方法が作り出せます。自分の英語レベルに合わせたニュースを選ぶこと、学びたい英語、さらに自分の興味が惹かれる魅力的なニュースを取り扱っていることなどポイントを押さえることで独学での英語学習は楽しく、英語だけに留まらない有益な学習時間となります。