「ケンブリッジへの留学って実際どうなの?」
「ケンブリッジ留学のメリット・デメリットが知りたい」
このように思われている方も多いのではないでしょうか。
イングランド東部のケンブリッジシャー州の州都で、ロンドンから北に約80キロメートルの場所に位置するケンブリッジは、ケンブリッジ大学など有名な大学が多く、世界中から学生が集まる都市です。
ただし、初めて海外へ留学に行く方やケンブリッジがどのような場所なのかわからない方にとっては不安もありますよね。
そこで今回は、ケンブリッジの基本情報、ケンブリッジ留学のメリット・デメリット、おすすめの観光スポットなど、ケンブリッジ留学を検討されている方が知っておくべき内容を解説します。
おすすめのオンライン英会話ランキング44社徹底比較!【2024年最新】
目次
ケンブリッジの基本情報
ケンブリッジは、イングランド東部のケンブリッジシャー州の州都で、ロンドンから北に約80キロメートルの場所に位置しています。
ケンブリッジ大学の名で世界的に知られるこの街は、教育と科学の中心地として長い歴史を持ち、古い建築物とモダンな設備が見事に共存しています。
その豊かな歴史、美しい建築、そして知的な雰囲気は、世界中から訪れる観光客と学生を引きつけています。
以下では、ケンブリッジの基本情報について紹介します。
- 人口
- 歴史・文化
- 伝統料理
- 人気の娯楽
人口
ケンブリッジの人口は約130,000人と推定されています(2023年現在)。
ケンブリッジ大学があることからも多くの学生がいる都市で、学生人口が2万人ほどいるとされています。
また、ケンブリッジは「シリコンフェン」というイギリス版シリコンバレーとも言われるほどのテクノロジー産業の中心でもあり、多様な背景を持つ人々が暮らしています。
歴史・文化
ケンブリッジの歴史は非常に古く、紀元前にまで遡ります。
初期の集落が紀元前には存在していたとされ、その後、ローマ帝国の時代には重要な交易地として発展しました。
その後、5世紀から6世紀にかけてアングロ・サクソン人がこの地に移住し、その時代の痕跡が今も市内の教会などに見られます。
中世になると、ケンブリッジは主要な交易中心地としてさらなる発展を遂げ、その繁栄は1209年にケンブリッジ大学が設立されたことで頂点に達しまし、その後もケンブリッジ大学は知識と学問の中心地として発展を続け、数多くの学者や科学者を輩出し、人類の知識の進歩に寄与しました。
近代に入ると、大学とその周辺の街としての特性を保ち続けましたが、、20世紀に入ると、科学技術の進歩に伴い、特にバイオテクノロジー分野での研究開発が活発化し、「シリコン・フェン」と呼ばれるテクノロジー産業のハブとしての地位を確立しました。
現在もケンブリッジは世界有数の教育と研究の中心地であり続け、その歴史的な風景とともに世界中から学生と観光客を引き寄せています。
伝統料理
ケンブリッジでは、イギリス全土で愛される伝統的な食事を堪能することができます。
中でも、「フィッツビリーズ」という地元の有名なベーカリーで作られる「Chelsea Bun」はレーズンとシナモンが練り込まれた甘いロールパンで、表面には甘いグレーズが施されており、丸い形が特徴的で、朝食やおやつに人気です。
また、「サンデーロースト」は、ローストビーフ、ラム、またはチキンを中心に、ヨークシャープディング、ローストポテト、季節の野菜などが添えられ、各パブやレストランでは独自のレシピでサーブされている料理でケンブリッジでも特に人気があります。
イギリスの定番料理「フィッシュ・アンド・チップス」も、もちろんケンブリッジで楽しむことが可能です。
さらに、チーズ、ハム、ピクルス、リンゴ、そしてパンなどの盛り合わせで、自分でサンドイッチを作る「プロフマンズ・ランチ」もケンブリッジのパブやビストロで人気があります。
これらの伝統料理を、ケンブリッジの美しい風景と共に楽しむことができます。
人気の娯楽
ケンブリッジの平坦な地形と広範囲にわたる自転車道は、自転車に乗るのに最適であるため、観光名所を巡る自転車ツアーや、田園風景を楽しむための田舎道へのツアーが人気の娯楽の1つです。
また、ケンブリッジにはフィッツウィリアム美術館やケンブリッジ科学博物館などの多くの美術館や博物館があります。
それぞれの施設では貴重な美術品や科学的な発見が紹介されており、教養を深めるのに最適な場所です。
さらに、イギリスの伝統であるハイティーやアフタヌーンティーも、ケンブリッジでの人気の娯楽の1つで、街の豪華なホテルから落ち着いたカフェまで、さまざまな場所でアフタヌーンティーが楽しめます。
ケンブリッジへ留学するメリット
ケンブリッジ留学には多くのメリットがありますが、以下では特におすすめするポイントを紹介します。
- 優秀な学生と交流できる
- 学生都市でもあり生活しやすい
- 治安が良い
- 歴史的な建物など魅力が多い
優秀な学生と交流できる
ケンブリッジ大学は全世界から優秀な学生を集める高等教育機関として広く知られています。
多種多様な専門分野で活躍する学生たちと一緒に学び、議論し、交流することが可能です。
国際的な視野を持つことは、現代のグローバル化した世界において、価値あるスキルと言えるでしょう。
優秀な学生が多くいる環境は、留学生に新たな視点や考え方が取り入れられ、自分の思考力向上にも繋がります。
学生都市でもあり生活しやすい
ケンブリッジはその規模にも関わらず、多くの学生にとって居心地の良い場所です。
生活必需品から娯楽施設まで、学生生活を充実させるための設備が手に入ります。
また、学生中心のコミュニティが存在し、様々なサークルやイベントを通じて新しい人々と出会う機会があり、加えて、公共交通が発達しており、街の探索や他の都市への移動が簡単な点も魅力的なポイントです。
治安が良い
ケンブリッジは非常に安全な街として知られています。
日本人にとっても安心感のある治安の良さは、海外での生活をスムーズに進める大きな要素です。
特に1人でも問題なく街を探索することができ、また、地元の人々の親切さも、この街での生活をさらに快適にします。
歴史的な建物など魅力が多い
ケンブリッジには歴史的な建物がたくさんあり、留学生にとって新鮮で魅力的な体験が期待できます。
中世の建築を今でも残し、街全体が歴史的な雰囲気を醸し出しており、特に、ケンブリッジ大学の一部となっているキングス・カレッジのチャペルやトリニティ・カレッジなど現代ではあまりみられない建造物は必見です。
また、プント(小舟)に乗ってケム川を下ることで、ケンブリッジの美しい景色を一望できます。
これらはケンブリッジならではの経験で、留学生活をより豊かで楽しいものにしてくれるでしょう。
ケンブリッジへ留学するデメリット
ケンブリッジは多くの魅力がある都市ですが、いくつかデメリットとなりえる点も存在します。
以下では、ケンブリッジへ留学するデメリットを紹介します。
- 都会好きには物足りない可能性がある
- 語学学校の数が少なめ
都会好きには物足りない可能性がある
ケンブリッジは大都市ではなく、比較的規模が小さな街です。
ロンドンのような大規模なショッピングセンターや多種多様なエンターテイメント施設、夜遅くまで開いているレストランやカフェは少ないかもしれません。
したがって、都会的なライフスタイルを好む人にとっては、少し物足りないかもしれません。
しかし、その一方で、自然に囲まれた静かで平和な環境が、集中して学ぶための理想的な場所となります。
語学学校の数が少なめ
ケンブリッジは、有名な大学の街として知られていますが、語学学校の数はロンドンなどの大都市に比べて少ないです。
したがって、留学を検討している方は、自分の英語レベルや目的に合った学校を見つけるために、事前のリサーチが必要になるかもしれません。
しかし、ケンブリッジ大学には世界中から集まる優秀な学生がおり、日常生活の中で自然と英語力を身につけることができます。
また、語学学校が少ないものの、現地の人々はフレンドリーであるため、より密接に交流でき、自然な英語を身につける機会が多いと言えます。
ケンブリッジの留学事情
以下では、ケンブリッジの留学事情について紹介します。
- 日本で留学している人の人数
- ケンブリッジに留学する方法
日本で留学している人の人数
2023年時点のケンブリッジに留学している日本人の具体的な人数は公表されていません。
ただし、アメリカやオーストラリア、カナダといった他の人気留学先と比べるとケンブリッジの日本人留学生は少なめです。
そのため、ケンブリッジは日本語を使わない環境で英語を勉強したい方にとっては最適な都市の1つと言えます。
ケンブリッジに留学する方法
ケンブリッジへの留学は、留学エージェントを活用することがおすすめです。
留学エージェントは、ケンブリッジに関する情報を正確に把握しているだけでなく、現地事情や私生活に関するアドバイスも行ってくれます。
また、ケンブリッジ留学に必要な手続きなどのサポートも行ってくれるため、海外留学へ初めて行く方にとって安心です。
まずは、気軽に留学エージェントで話を聞いてみましょう。
おすすめの留学エージェントを紹介!留学サービスのメリットや選び方も解説
ケンブリッジのおすすめ観光スポット
ケンブリッジは多くの観光地がありますが、以下では特におすすめのスポットを紹介します。
- ケンブリッジ大学
- フィッツウィリアム博物館
- ため息橋
ケンブリッジ大学
ケンブリッジ大学は、世界でも最も伝統的で名高い教育機関の一つで、1209年に設立され、長い歴史を持っています。
100以上の学部から成るこの大学は、その優れた教育品質と研究により、世界中から才能ある学生や教員が集まっています。
大学は、理学、文学、法学、医学など、多岐にわたる学問分野で学位を授与しており、数々のノーベル賞受賞者を輩出しており、その教育と研究のクオリティは、世界的にも高く評価されています。
大学のキャンパスは、ゴシック様式の建築や古代の建造物、美しい庭園、そしてピュンツ(カヌーのような船)で知られるケム川によって、絵画のような風景が楽しめ、また、図書館は、世界でも有数の規模とコレクションを誇り、研究者や学生の貴重なリソースとなっています。
ケンブリッジ大学は、その歴史、伝統、教育品質、そして美しいキャンパス環境によって、世界中から学生はもちろん、観光客も集まるスポットです。
フィッツウィリアム博物館
フィッツウィリアム博物館は、イギリスのケンブリッジに位置し、ケンブリッジ大学の一部となっている歴史的な美術館です。
1816年に設立され、美術と古代の遺物のコレクションで有名で、絵画、彫刻、陶磁器、装飾芸術、甲冑、考古学的な遺物など、広範で多岐にわたります。
博物館の建物自体も魅力があり、古典的な建築は観光客にとって魅力的な観光スポットです。
建物は、古典的な柱と豪華なステンドグラスの窓で装飾されており、内部には、天井の高い展示ホールと美しく照明されたギャラリーがあります。
コレクションには、レンブラント、ティツィアーノ、ヴェロネーゼなど、世界的に有名な芸術家たちの作品が含まれています。
また、エジプトやギリシャの古代の遺物も展示されており、これらは特に子供たちに人気で、定期的に特別展も開催されています。
フィッツウィリアム博物館は、芸術、歴史、文化に興味のある人々にとって、見逃せないスポットです。
ため息橋
ため息橋(Sighs Bridge)は、美しい景観とその歴史的な重要性で知られる、ケンブリッジのランドマークの1つです。
この橋は、ケンブリッジ大学のセント・ジョンズ・カレッジの敷地内にあります。
公式にはセント・ジョンズ・カレッジ橋とも呼ばれ、この名前は1896年に建設され、愛称の「ため息橋」は、ヴェネツィアの有名な橋、ため息橋にちなんで名付けられました。
この名前は、かつての学生たちが試験の結果を待つ間、この橋の上で「ため息」をついたと言われており、また、その美しさに触発されてため息をつく人も多いとされています。
ため息橋は、ネオゴシック様式の建築で、その優雅なアーチと詳細な装飾は、歴史的な雰囲気を醸し出しています。
その絶景のロケーションと美しい建築スタイルは、観光客だけでなく地元の人々にも愛されており、一年中訪れる人々に楽しまれています。
特に春と夏には、1日中リラックスしたり、ピクニックを楽しんだりする理想的な場所となります。
ケンブリッジで英語を学んでみよう!
今回は、ケンブリッジの基本情報、ケンブリッジ留学のメリット・デメリット、おすすめの観光スポットなど、ケンブリッジ留学を検討されている方が知っておくべき内容を解説しました。
ケンブリッジ大学など世界的にも有名な大学が多く、また教育の質が高く、世界中から多くの留学生が訪れており、英語学習はもちろん、多文化理解ができるなど多くの魅力がある都市です。
ケンブリッジ留学を検討されている方は、今回の記事を参考に挑戦してみてはいかがでしょうか。