「シカゴへの留学って実際どうなの?」
「シカゴ留学のメリット・デメリットが知りたい」
このように思われている方も多いのではないでしょうか。
アメリカ合衆国イリノイ州クック郡の郡庁所在地大都市であるシカゴは、スポーツや音楽、美術館、グルメなど多くの魅力がある都市で、日本人も少ないためおすすめの留学先の1つです。
ただし、初めて海外へ留学に行く方やシカゴがどのような場所なのかわからない方にとっては不安もありますよね。
そこで今回は、シカゴの基本情報、シカゴ留学のメリット・デメリット、おすすめの観光スポットなど、シカゴ留学を検討されている方が知っておくべき内容を解説します。
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目次
シカゴの基本情報
アメリカ合衆国中西部に位置するイリノイ州クック郡の郡庁所在地大都市であるシカゴは、美術館、劇場、音楽フェスティバル、そしてグルメまで、多くの魅力を持つ都市です。
以下では、シカゴの基本情報について紹介します。
- 人口
- 伝統文化
- 伝統料理
- 人気の娯楽
人口
シカゴはニューヨーク、ロサンゼルスに次ぐアメリカ合衆国で3番目に人口の多い都市で、約270万人以上の人々が暮らしています。
ただし、シカゴ都市圏全体の人口は含まれておらず、シカゴ都市圏全体の人口は約950万人いるとされています。
歴史
シカゴの歴史は古く、17世紀にフランスの探検家が最初にこの地域を訪れた後、19世紀初頭に本格的な開拓が始まり、交通の要所となり、五大湖とミシシッピ川をつなぐ運河の開通と、鉄道網の拡大へと繋がります。
1850年代から20世紀初頭にかけては、シカゴは大規模な移民の流入と工業化、鉄道の発展によって急速に成長し、この時期には数々の有名な建築物が生まれ、多くの企業が設立されました。
20世紀に入ると、シカゴはジャズとブルースの発展の中心地となり、大衆音楽における重要な地位を築き、また、この時期には南部から北部への大移動があり、シカゴのアフリカ系アメリカ人のコミュニティが形成されました。
現在、シカゴはアメリカの経済、文化、教育の中心地として、その多様性と活気で世界中から人々を引きつけています。
伝統料理
シカゴはその独自の食文化で、特定の料理が「シカゴスタイル」と呼ばれ、その特徴的な風味が愛されています。
特に人気の料理はシカゴスタイルのホットドッグ。
具材が豊富で有名で、ピクルススピア、トマトのスライス、細かく刻んだタマネギ、鮮やかな緑色のリリッシュ、スポーツペッパー、セロリソルト、マスタードをトッピングしたものをポッピーシードバンズに挟んでいます。
また、イタリアンビーフというシカゴ特有のサンドイッチもあり、薄くスライスしたローストビーフをハーブとスパイスで煮込んだジュースに浸し、フレンチロールに挟んで提供されます。
さらに、シカゴスタイルのポップコーンは、甘いキャラメルコーンとチーズフレーバーのポップコーンを混ぜ合わせたもので、シカゴのお土産としても人気があります。
これらの料理は、シカゴの多様な文化と歴史を反映したものであり、訪れた際にはぜひ一度味わってみてはいかがでしょうか。
人気の娯楽
シカゴは豊かな芸術とエンターテイメントに魅力があります。
シカゴで最もおすすめする娯楽の1つは、スポーツ観戦です。
アメリカンスポーツの中心地で、野球、バスケットボール、フットボール、ホッケーのプロスポーツチームがあり、地元のファンや観光客が熱狂的に試合を観戦します。
特にアメリカの4大プロスポーツである、アメリカンフットボール(NFL)や野球(MLB)、バスケットボール(NBA)、アイスホッケー(NHL)のチームが本拠地を構えていることもあり、多くのファンが試合を楽しみます。
また、シカゴはジャズとブルースの発祥の地で、ライブハウスやクラブが多数存在し、特に夏には、無料のコンサートや音楽フェスが開催され、街全体が音楽で溢れます。
美術館や博物館も多数あり、シカゴ美術館、フィールド自然史博物館、シェッド水族館、アドラー天文台などはそれぞれが一流のコレクションを展示しています。
シカゴへ留学するメリット
多くのメリットがあるシカゴ留学ですが、以下では特に注目すべきポイントを紹介します。
- 標準的な英語が学べる
- 観光スポットが多い
- 公共交通機関が発達している
- 日本人が少ない
標準的な英語が学べる
シカゴで学ぶ最大のメリットの1つは、その地域で話される英語が一般的なアメリカ英語と非常に近いということです。
留学先として人気があるイギリスの場合、アメリカ英語とは少し発音などが異なるため、慣れるまでに時間がかかる場合があります。
また、アメリカ国内でも訛りがある地域もあるため、留学先を選ぶ際には注意したいポイントです。
その点シカゴは、強い訛りや方言が少なく、テレビや映画で耳にする英語に近いため、留学者にとっては大きな利点であり、特に英語の発音やリズムを理解しやすいと言えるでしょう。
観光スポットが多い
シカゴは観光地としても有名で、その多様性と豊かさは留学生にとって大きな魅力となっています。
美術館、歴史的建造物、公園、ビーチ、劇場など、さまざまな興味を持つ人々に対応するたくさんの観光地があります。
また、街全体が活気に満ち、文化的なイベントやフェスティバルが頻繁に開催されています。
さらに、上述したようにスポーツが盛んな都市でもあるため、スポーツ好きにはたまらない留学地と言えるでしょう。
公共交通機関が発達している
シカゴはアメリカの都市としては珍しく、公共交通が非常に発達しています。
都市の大部分はバスや地下鉄でアクセス可能で、これにより市内の移動が簡単な点もメリットです。
これは留学生にとって大きなメリットで、特に車を所有していない学生にとっては生活の質を大いに向上させます。
日本人が少ない
英語留学の選択地として、日本人が少ない地域を選ぶことには数多くのメリットがあります。
まず第一に、英語を母国語とする人々や他の国籍の人々との交流が増えることで、日常生活で英語を使う機会が大幅に増え、英語の四技能がバランスよく向上し、結果的に効率よく英語力を磨くことができます。
さらに、日本人が少ないということは、多様な文化に触れ、理解を深める絶好の機会です。
英語学習だけでなく、広範で深い学びをもたらしてくれます。また、日本人が少ない留学先では、自分で問題を解決する能力や自立心を育む良い機会ともなります。
さらには、様々な国籍の人々と交流することで、自分自身の価値観を超えて多様な視点を理解し、受け入れることができます。
これは、グローバル化が進む現代社会で必要とされる視野を広げる大切なステップです。
このように、日本人が少ない地域への英語留学は、英語力向上だけでなく、多面的な人間力を磨くための素晴らしい機会と言えます。
シカゴへ留学するデメリット
多くの魅力があるシカゴですが、いくつかデメリットになりえる点も存在します。
以下では、特に注意すべきデメリットを紹介します。
- 冬が特に寒い
- 治安が良いとは言えない
冬が特に寒い
シカゴの冬は特に厳しく、冬季の気温はしばしば氷点下に降り込み、特に風の影響を強く受けるこの都市では、「風チル」により体感温度がさらに低く感じられます。
大雪による通学路の閉鎖や交通機関の遅延、さらには凍結した道路による滑りやすさなど、日常生活に影響を及ぼす可能性があります。
また、寒冷地に不慣れな留学生が初めて経験する寒さに対処するためには、適切な冬服や防寒具の準備が必要で、これらの費用も予算に考慮するべきです。
治安が良いとは言えない
シカゴは大都市ならではの治安の問題を抱えており、特定の地区では、犯罪率が都市の他の地区よりも高いという事実があります。
そのため、どの地区で生活するか、どの時間帯に外出するか、どのように移動するかなど、日々の生活の中で治安に関する配慮が必要です。
そのため、地元の友人や知人、大学のスタッフから安全に関する情報を得て、自身の安全を確保することが重要です。
これらの配慮が必要である一方で、自分自身の安全を守るための行動を学び、それを実践することは、留学生活の中で非常に有益な経験となります。
シカゴの留学事情
以下では、シカゴの留学事情について紹介します。
- 日本で留学している人の人数
- シカゴに留学する方法
日本で留学している人の人数
2023年時点のシカゴに留学している日本人の具体的な人数は公表されていません。
ただし、シカゴに住む日本人や日本人留学生の数は、ニューヨークなど大都市と比較すると少なく、約2500人ほどとされています。
しかし、日本人が少ない=留学先として質が悪いというわけではなく、教育の質は高い都市です。
そのため、日本人が少ない都市で英語学習に集中したいという方にとっては最適の都市と言えるでしょう。
シカゴに留学する方法
シカゴへの留学は、留学エージェントを活用することがおすすめです。
留学エージェントは、シカゴに関する情報を正確に把握しているだけでなく、現地事情や私生活に関するアドバイスも行ってくれます。
また、シカゴ留学に必要な手続きなどのサポートも行ってくれるため、初めて海外へ留学に行く方にとっては安心です。
そのため、留学初心者の方は留学エージェントを活用しましょう。
シカゴのおすすめ観光スポット
シカゴには多くの魅力あふれる観光地がありますが、以下では特におすすめするスポットを3つ紹介します。
- シカゴ美術館
- シェッド水族館
- 360シカゴ
シカゴ美術館
シカゴ美術館、正式には「アート・インスティチュート・オブ・シカゴ」(Art Institute of Chicago)は、アメリカ合衆国シカゴにある美術館で、世界的にも有名であり、その規模とコレクションの豊富さから世界屈指の美術館の一つとされています。
この美術館は、約30万点の膨大なコレクションを持ち、古代から現代までの幅広い時代と地域を網羅しています。
収蔵品はヨーロッパ絵画、アメリカ絵画、アジア美術、アフリカ美術、オセアニア美術、アメリカインディアン美術、古代美術、装飾美術、写真、印刷物、テキスタイルなど多岐にわたります。
特に、印象派とポスト印象派のコレクションは非常に充実しており、モネやルノワール、ドガ、セザンヌ、ゴーギャン、ヴァン・ゴッホなど、その時代の代表的な作家の作品が展示されています。
また、美術館の建物自体も歴史的建築物であり、その内部は美しく装飾され、広々とした展示スペースがあります。さらに、敷地内には大規模な庭園もあり、美術品を鑑賞するだけでなく、ゆったりとした時間を過ごすことも可能です。
シェッド水族館
シカゴのシェッド水族館(Shedd Aquarium)は、世界的に有名な水族館であり、アメリカ合衆国で最も古い水族館の一つとして知られています。
その卓越した教育プログラムや研究活動、そして32,000以上もの水生生物を展示する施設として、シカゴの主要な観光地の一つとなっています。
シェッド水族館は、多様な生態系を再現した展示が特徴で、訪問者は南極のペンギンからアマゾンのピラニア、フィリピンの珊瑚礁まで、世界中の海洋生物を一日で体験することが可能で、また、シカゴ市街地の景色を背景にした屋外のベルーガショーは、特に人気があります。
水族館内では、訪問者が生物と直接触れ合う体験コーナーもあり、カーペットサーフィンの海猫や触れることのできるエイのプールなど、さまざまな生物との接触が可能です。
360シカゴ
360シカゴは、シカゴ市内を一望できる絶景の展望台がある建物で、一般的にはジョン・ハンコックセンターとして知られています。
その名前が示すように、360度のパノラマビューを楽しむことができ、シカゴのダウンタウンやミシガン湖を見渡すことができたり、94階に位置する展望台は、その絶景だけでなく、「TILT」体験型アトラクションでも知られています。
また、360シカゴはナイトライフのスポットとしても人気があります。
バーやレストランが併設されており、夜景を楽しみながら飲食することができます。
そのため、シカゴを訪れる際には、360シカゴは見逃せない観光地と言えるでしょう。
シカゴの街並みを一望しながら、高所からのスリルを体験できるのは、まさに一生の思い出となることでしょう。
シカゴで英語を学んでみよう!
今回は、シカゴの基本情報、シカゴ留学のメリット・デメリット、おすすめの観光スポットなど、シカゴ留学を検討されている方が知っておくべき内容を解説しました。
シカゴは、スポーツや音楽、芸術など多くの魅力がある都市であるため、英語学習以外にも多くの楽しみがある都市です。
また日本人も少なく、日本語を使うこともないため、英語学習地として最適と言えます。
シカゴ留学を検討されている方は、今回の記事を参考に挑戦してみてはいかがでしょうか。