英語を独学で学ぶ際には正しい学習計画の立案・効果的な勉強法の選択・学習を継続するための工夫が重要です。
ここでは、独学での英会話学習に特化し、初心者でも簡単に取り組める勉強方法を4つ紹介します。
多くの方が「何をどう勉強すればいいのかわからない」「読むことはできても実際に話せない」といった悩みを持っています。
そんな方に向けて忙しい日常の中でも無理なく取り組める勉強法を紹介します。
日常的に英語に触れる習慣を作ることから始め、次に効果的なリスニングとスピーキングの練習方法を学ぶといった手順を具体的に解説していきます。
自分に合った学習資料の選び方や、モチベーションを保ちながら楽しく学習を続けるためのテクニックも紹介します。
また、記事の後半では英会話を独学で学ぶ際の具体的なコツや事前準備についても詳しく取り上げます。
独学での英語学習はコストを抑えつつも自分のペースで学べる利点がありますが、一人での学習に挫折してしまう方にはオンライン英会話がおすすめです。
英会話を身につけたい初心者や忙しい社会人の方は、ぜひ参考にしてください。
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目次
英会話は独学でも勉強できる?
英会話に対して、留学やスクールに通わないと難しい、と考えている方も多いのではないでしょうか。
日本語と全く異なる言語を話せるようになるには自分一人じゃ無理と思ってしまいますよね。
しかし、実際、留学やスクールに通っても大切になるのは日々の自己学習です。
日本にいながら独学で英会話を身に付けることは可能ですし、またそもそも、どんな方法で学んでも、自分だけで勉強する時間は必要不可欠なのです。
また、独学を不安だと思う方もいると思いますが、メリットはたくさんあるのでいくつか紹介します。
独学の5つのメリット
主に独学のメリットについて以下の5つがあります。
- 自分の生活スタイルに合わせて自分のペースで取り組むことができる
- 英会話の勉強に関しての費用を抑えることができる
- 自分が高めたい特定の分野・スキルに集中して取り組める
- 自分の目的に合った勉強方法だけを実践できる
- スクールなどに比べて準備することや初期費用もないため気軽に始められる
独学の5つのデメリット
反対に独学にはデメリットもあります。
主に、以下の5つが挙げられます。
- 勉強自体が苦手な人にはあまり向いていない
- 疑問点の解消がしづらいため、分からない箇所の理解が難しい
- 特に発音の練習はやりづらく、変な癖がついてしまいやすい
- 苦手なスキルに関してはうまく学びづらい
- 勉強のやり方が偏りやすく、学習方法が間違っていても修正がしづらい
西澤ロイ
ですから、「完全な独学」にこだわってしまうことなく、英語の先生や教材、様々なサービスなどを必要に応じてうまく活用して、上達を加速させましょう。
独学でも英会話を上達させるおすすめの勉強法4選!
では実際に独学って何から始めれば良いのだろうと困っている方も多いですよね。
今回は、独学でも効果的な英会話の勉強方法について以下の4つ紹介します。
それぞれの効果ややり方も詳しく紹介するのでぜひ参考にしてみてください。
- 基礎となる単語や熟語、文法を復習する
- 海外ドラマや映画からネイティブのフレーズをメモする
- 英語のリスニングを欠かさない
- 英語で簡単な日記を書く
基礎となる単語や熟語、文法を復習する
英会話を勉強する際には、昔学んだ中学英語の基礎を復習し、思い出しておくことが大切です。
基礎ができていないと応用にも繋がらないためなかなか上達しません。
単語や熟語、文法を学び直しておくことで、その後の勉強も身につきやすくなります。
書店などで実際に読んでみて、「理解できる」「解説が分かりやすい」教材を使うことが重要です。
初めから、難しい単語や多くの単語を覚えようと思っても、ストレスになるので無理せず取り組みましょう。
なお、単語や文法の学習が偏ってしまわないように、効率よく学習できる方法を紹介します。
声に出しながら学ぶ
単語や熟語、文法など学ぶ際には、実際に声に出して発音してみることが大切です。
声に出すことで、口や耳から情報を取り込めるので、記憶の面でも効率的。
声に出す際は、正確な発音を意識しながら行うようにしましょう。
間違えた発音で続けていると、実際にネイティブの発音を聞いたときに混乱してしまいます。
インターネット上の英語辞書などで、ネイティブの発音を聞けますので、正しい発音を抑えておくことも重要。
また、単語だけ、熟語だけ、ではなく例文やフレーズごと丸ごと音読しましょう。
音読することでイメージしやすくなり、すんなり頭に入りますよ。
単語や文法は例文とセットで覚える
何回も繰り返し暗記しているのに、なかなか覚えられない単語が出てくると思います。
苦手な単語や覚えられない文法は、例文とセットで覚えるようにしましょう。
単語はそれ単独で存在することはできず、英文の中に入って初めて意味を持つもの。
例文をセットにすることで、その単語や文法が覚えやすくなるだけでなく、使い方や使う場面などもより理解しやすくなるのでおすすめです。
また、覚えられたと思った単語も時間をおくと忘れてしまうので、繰り返しアウトプットして定着させるようにしましょう。
西澤ロイ
自分で「これなら使える」「これは使いたい」と思えるものでないと、実際に使えるようにはなりませんし、練習をする気も起こりづらくなります。
また、いきなり完璧に学ぼうとする(=インプット)のではなく、まずはそれを使って練習してみること(=アウトプット)も大切ですよ。
そうすることで、うまく理解できていなかったポイントが明らかになるため、より質の高い復習ができるようになります。
海外ドラマや映画からネイティブのフレーズをメモする
実際に海外でどのような台詞が使われるのかを見てみましょう。
海外ドラマや映画を見ることで、ネイティブが日常的にどのような言葉を使っているのか分かります。
この時に、字幕をしっかりと活用しましょう。
そして気になる台詞や、「自分でもこれは使いたい!」と思える英語表現があれば、フレーズごとにメモして覚えましょう。
ネイティブの自然な表現を知るにはぴったりです。
また、見る作品によって、ビジネス英語が多く学べるもの、日常英語を学べるもの、専門的な英語が多いもの、と種類があります。
自分の目的に合った作品を選んで見るようにしましょう。
また、作品選びの際は、自分が興味を持てる内容や、面白そうな作品を選ぶことが重要です。
いくら有名/誰かのおすすめだからと言って、自分が好きではない作品だと、見ることが負担になるので避けましょう。
西澤ロイ
英語学習のためには、しっかりとノートやペンを持ち、気になる場面は何度も繰り返し見るようにしてください。1本の中に、学べるポイントは山ほどありますからね。同じ作品を何度も繰り返し見ることで、たくさんのフレーズを学んでください。
英語学習におすすめの海外作品が知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
英語学習におすすめの海外ドラマ8選!作品の選び方や勉強法も紹介
字幕を上手く活用しよう
英語の作品を見る際、初めのうちは字幕がないと内容も意味も分からないもの。
ですから、上手く字幕を活用しましょう。
逆に言えば、字幕が出せないものや、スクリプトがついていないものは、英語学習の教材としてふさわしくありません。
字幕やスクリプトをしっかりと確認してください。
またリスニング学習を考えた場合には、字幕が出ていると、そちらに意識がいってしまい、耳のトレーニングにならなくなってしまいます。
その場合には、なるべく字幕を見ないようにして、音に集中してリスニングを行いましょう。
英語のリスニングを欠かさない
英会話には、「スピーキング」と「リスニング」の力が特に重要になります。
リスニングは一人でも、場所や時間を選ばずできるので、積極的に行ないましょう。
まずは、英語を日常的に聞くことから始めましょう。
日常的に聞くことで、英語の発音やスピードに耳を慣らすことができます。
CD付きの教材で、音声を聞きながら勉強する、リスニングアプリを入れてみる、など方法はたくさんあります。
なお、洋楽は気軽に始められそうに思いますが、リスニングの題材としてはあまりおすすめできません。
歌詞には会話表現も多く含まれますが、同時にポエムでもあります。
一般的には使われない表現も含まれていますので注意が必要です。
洋楽はリスニングや英会話より、むしろ発音練習に良いと言えます。
YouTubeには英語のリスニングにいい動画がたくさんあるので、ぜひ積極的にご活用ください。
余裕があればシャドーイングやディクテーションにも挑戦してみよう!
リスニングをする際、時間に余裕があるときや、一人の時は、真似をしてスクリプトを音読してみることや「リピート練習」もすると良いでしょう。
また、やや難易度が高くなりますが、「シャドーイング」や「ディクテーション」といった方法もおすすめできます。
シャドーイングは、聞こえてきた英語を(影踏みのような要領で)少し遅れてそのまま真似してリピートすることで、リスニング力とスピーキング力を鍛えます。
ディクテーションは聞こえてきた英語を書き取る練習法です。
ただ英語を聞くよりも、リスニングに集中することができます。
シャドーイングは通話も行う方法であり難しいですし、ディクテーションは時間もかかります。
時間がかかる分効果も期待できるので、挑戦してみるのもよいでしょう。
英語で簡単な日記を書く
英会話の上達には、英語で日記を書いてみることも良いでしょう。
多くの学習者がそもそもアウトプット不足であり、英語を使う機会が少なすぎると言えます。
ですから、日記などの形で日頃からアウトプットを意識することはとてもおすすめです。
日記となると、基本的に日々起こる日常的な事を書くので、必然的に日常英語を覚えることができます。
また、その日の覚えたフレーズや単語、表現などを使ってアウトプットすることで定着しやすくなります。
初めのうちは大変だと思うので、数行だけ、2日に1回など、無理のないペースで始めましょう。
事前に日記に書く定型文や時間を決めておくだけでも、書きやすくなるので自分に合った方法を探すことが大切です。
また、日記でなくても、例えばインスタグラムやツイッターなどのSNSに英語で投稿するのもいいですね。
西澤ロイ
SNSを活用することで、その辺がうまく解消できることもありますし、もしくは「言語交換(language exchange)」を活用するのもおすすめですよ。
独学で英会話を勉強する際のコツ4選!
今回は上記で紹介した独学での英会話の勉強方法を、より効果的にするためのコツを紹介します。
「独学で勉強しているけど少し不安」
「これで本当にできるようになるのかな」
と考えている方もぜひ一度チェックしてみましょう。
今回紹介する勉強する際のコツは以下の4つです。
- 日々のすきま時間を有効活用する
- 楽しみながら勉強することで継続しやすく習慣化できる
- インプットとアウトプットをバランス良く取り入れる
- 同じ学習方法を繰り返して定着させる
日々のすきま時間を有効活用する
独学で英会話を勉強するにあたって、まとまった時間を取れないという方も多いと思います。
なので、日々のすきま時間をどれだけ有効活用できるかが重要になりますね。
単語・フレーズの学習や、リスニングであれば、いつでもどこでもできることが多いです。
通学や通勤時間、暇な時間で、取り組んでみましょう。
1日のすきま時間を合わせると意外と多かったりするので、しっかり学習できますよ。
すきま時間にできる学習法は何か、事前に考えておくことが重要です。
最近では英会話アプリも充実しているので活用してみましょう。
また、時間に余裕がある日は、音読などまとまった時間でしかできない勉強に取り組みましょう。
楽しみながら勉強することで継続しやすく習慣化できる
英会話を勉強するには、楽しみながら続けることが重要です。
何事もつまらないとやる気も起きず積極的に取り組めないですよね。
英会話も同じで、自分の興味が無いと、なかなか頭にも入らないので、楽しめる方法を見つけましょう。
自分の趣味や好きなことに絡めて英語を勉強する、好きな海外俳優のインタビューを読むなど、方法は多いです。
独学だと、いつでも諦めることができる環境なので、意思を持って継続することが大切です。
楽しみながら主体的に英会話学習に取り組みましょう。
楽しんで勉強するために、洋楽や洋画、アプリなどを取り入れてみるのも良いでしょう。
気になる方は、ぜひ以下の記事をご覧ください。
英語学習におすすめのアプリ19選!選び方やメリット・デメリットも解説
YouTubeで英語学習ができるおすすめのチャンネルを目的別にご紹介!YouTubeで英語学習するときに使える便利な3つの機能とは?
インプットとアウトプットをバランス良く取り入れる
先ほどもいったように、英会話には「スピーキング」と「リスニング」が特に重要になります。
特にスピーキングは自力で英語を話すスキルですから、インプットばかりの学習をしていても上達しません。
インプットした英語をしっかりとアウトプットすることで定着させて、コミュニケーションに活かしていく必要があります。
独学だとどうしてもインプットのみの学習法になりがちなので、意識して改善しましょう。
独り言で英語をぶつぶつ唱えることや、ぬいぐるみ相手に英語で話しかけるなどであれば一人でもできますね。
もっと実践の場に行きたいという方は、外国人が集まる飲食店や、英会話カフェに行ってみることも良いでしょう。
最近では、スマホのアプリで外国の人とチャットができる、話せるものもあるので安全に活用しましょう。
独学でもインプットに偏ってしまうことなく、しっかりと英語をアウトプットしていくことが必要です。
同じ学習方法を繰り返して定着させる
独学で英会話を勉強する際は、同じ学習方法を繰り返して、しっかり定着させるようにしましょう。
英会話学習においては復習がとても大事であり、
- 同じ教材を繰り返し使う
- 同じ作品を繰り返し観る
など意識して取り組むことが大切です。
すぐに別の方法に頼ってしまうと、全てが中途半端になり、勉強したことが定着しにくいです。
- 確実に自分に合わない方法
- 今の自分にはレベルが高すぎるような方法
これらの方法で行うのは良くないですが、基本的には決めた学習法を一貫することが重要。
自分の目的やフォーカスしたい分野・スキルに合わせた学習を継続することで、着実に英会話力も上がりますよ。
独学で英会話を学習する際の心構えは?
独学で英会話を勉強する際も、事前にしておくべきことには何があるでしょうか?
一般的には、以下のようなことをすべきだと考えてしまう人が多いのではないでしょうか?
- 現時点での自分の英語レベルを把握する
- 英会話を勉強する目標や目的を明確にする
- 具体的な勉強の計画を立てる
西澤ロイ
学生時代と同じような英語の勉強を繰り返しても、英語が話せるようにはなかなかなりません。以下でお伝えする、正しい心構えをもって学習を行なっていきましょう。
独学で英会話学習をする心構えとしてご紹介するのは以下の4つです。
- 簡単に思えるレベルの題材を活用する
- 目標や目的よりも「感情」を大事にする
- 具体的な勉強の計画は立てない
- 英語を勉強できる環境をつくる
簡単に思えるレベルの題材を活用する
世の中の英語教材には、例えば英検の資格やTOEICなどスコアを参考にした「レベル」が設定されています。
しかし英語の日常会話において、その8割を占めるのは中学英語だということを忘れないようにしましょう。
「レベル」云々を気にしてしまっている時点で、難しいことをやろうとしてしまっています。
ぜひ、自分にとって簡単に思える教材や、知っていることがたくさん載っているレベルのものを選ぶようにしましょう。
また、早く英会話を身につけたいからといって、いきなり難しいレベルに挑戦するのはやめましょう。
レベルに合っていないと、勉強の効率も悪く、挫折の原因にもなってしまいます。
大切なのは、既に知っているレベルの簡単な単語や文法をアウトプットして、使えるようにすることなのです。
目標や目的より「感情」を大事にする
「独学で英会話を勉強するには、確実なやる気も必要になるので、目標や目的を明確にしよう」というのは正論です。
既にそういった目標や目的がある人はいいですが、それがまだ見つかっていない人はあまり気にしすぎないほうがよいでしょう。
それよりも、英語を実際に話している/バリバリ使っている自分をイメージしてください。
そのような自分に対して、どのような「感情」が出てきますか?
そこで「嬉しい気持ち」や「ワクワクする感じ」があれば、その感情を大事にしてください。
そして、日々の学習を通じて、言える表現が増えていくはずです。
それはつまり、その嬉しい自分に一歩ずつ近づいていくということ。
そうやって、日々の上達や進歩を感じることができれば、モチベーションの維持も難しいことは全くありません。
ぜひ楽しんで、英会話の学習に取り組んでください。
具体的な勉強の計画を立てない
多くの人が、まず「勉強計画を立てる」必要があると考えてしまいがちです。
もちろん独学だと、勉強自体に強制力も無く、時間や料金が決まっているわけでもないので、怠けやすいですよね。
そのため、メリハリを付けて独学に励むためにも、事前に勉強計画を立てておくのは1つの手ではあります。
しかし、事前に立てた学習計画は、おそらくその大部分がインプットに偏っており、単語を覚えたり、教材で学習したり……という内容になりがち。
また、「絵に描いた餅」になりやすく、計画自体が自分自身へのプレッシャーとなってしまいます。
結果的に、挫折を引き起こしやすいので注意が必要です。
まずは、「毎日英語に触れること」を最低限の目標とし、可能ならば1日30分の学習時間を取る。
とこれくらいに基準を決めておくことがおすすめです。
英会話へのやる気が出る環境をつくる
これから英会話学習を始めるという人には、英語を学習する習慣も環境も、まだありません。
ですから、事前に環境を作っておくことも大切です。
例えば、
- 英語学習へのやる気がでるようなポスターや写真を貼っておく
- 海外の雑誌など目につくところに置いておく
これらの工夫をするのも効果的ですよ
他にも
- スマホにアプリを入れる
- 英語が聴けるサイトや繰り返して見たい動画などをブックマークしておく
このように英語を聞きたい時に、サッと聞けるようにしておくのもおすすめ。
「気分が自然とアガる」ような工夫をしておきましょう。
英会話の勉強を習慣化する方法6選
英会話の勉強を習慣化する方法は、以下の6つです。
- 初めから勉強しすぎない
- 勉強の時間を固定しておく
- 毎日少しでもいいからやる
- すでに習慣づけされているものとセットで行なう
- 周りに公言する
- 学習仲間を見つける
できるものから一つ一つ試していきましょう。
習慣化するのが目的なので、習慣化できたら一つしか実践していなくてもOK。
初めから勉強しすぎない
勉強したての頃から、量を求めすぎないようにしましょう。
人間は本能的に、変化を嫌います。
生活習慣で大きく変化を起こすと、心理的に抵抗が働きます。
勉強前の生活に戻ろうとするのです。
分量にこだわらず、「まずは毎日英語に触れることをつけること」が、習慣づけする上では重要です。
定期試験のような短期的なものであれば、長時間行なっても良いでしょうが、英会話には通じません。
西澤ロイ
多くの人が無意識のうちに「これだけやったのだから、このくらいは上達してほしい」という期待をしがちです。
しかし、ちょっと厳しい言い方をするならば、初級者の方は「何が上達なのか」自体をよく分かっておりません。
だからこそ、上達を求めずに、まずは「楽しく継続」を意識することをおすすめします。その結果、自然と上達が得られるようになりますよ。
勉強の時間を固定しておく
もし可能であれば、1日の内のいずれかで、勉強の時間を固定しておきましょう。
例えば、朝や夜の時間帯や通勤中など「〇時から〇時は勉強の時間」といったように、時間を固定しておくのです。
時間を固定しておくことで、他の用事を作らなくもなります。
誘惑にも勝ちやすくなるので、ひとまず仮で時間を決めておくと良いでしょう。
毎日少しでもいいからやる
習慣化の秘訣は、毎日続けること。
少しでもいいから、英語に触れる時間を作るのです。
「勉強しよう」と思うとハードルが上がってしまうので、「触れる」だけでいいです。
5分でも10分でもOK。
少しでもいいから、毎日行なうことが習慣化する上で大切です。
カレンダーに「できた日は〇」、「できなかった日は△」と書いておくこともおすすめ。
自分の〇が増えれば快感につながります。
×ではなく△の理由は、できなかった自分を否定してしまわないためです。
×が増えれば、不快感や罪悪感が湧き、挫折の原因となってしまいます。
「できなかったけど、やる気はある」という意味で△をつけてください。
西澤ロイ
「こんな簡単なことも言えないなんて…」「何年も勉強しているのに全然できない自分はダメだ…」と思ってしまう人は要注意です。
そうやって自分を否定しても、上達には一ミリも近づきません。むしろ、せっかくのやる気を自分で削いでしまい、挫折に近づいてしまいます。
上達しないことにはきちんと原因がありますから、やるべきことは自己否定ではなく、上達しない原因の解消です。そして、頑張っているご自分に対してぜひ優しくしてあげてください。
すでに習慣づけされているものとセットで行なう
すでに習慣となっているものに、結びつけるのがおすすめ。
例えば、「歯磨き」。
- 歯磨きと同時に、英単語表を壁に貼って覚える
- 歯磨き中に、英語音声を聞くようにする
などでも良いでしょう。
習慣づけ出来ているものと、セットで行なうことで抵抗感なく取り組めますよ。
周りに公言する
これは万人向けではありませんが、「自分はやる」と周りに公言するのもおすすめ。
公言することで、自分にプレッシャーをかけることができます。
口に出すことで、一貫性の法則も働くでしょう。
自分の言動と行動、態度などを一貫性のあるものにしたいと考える心理のこと。
人は「言っていること」と「やっていること」が違う状態を嫌います。
一貫性のない人は信頼しづらいですよね。
自分自身においても、宣言したら一貫性をつらぬコツとする原理が働きます。
学習仲間を見つける
すでに勉強している方々と同じ環境に身を置くのも大切。
一人で行なっていると、つまづいたときに挫折しがち。
集団で行なっていると、周りに見られている感覚もあるでしょう。
落ち込んだ時も仲間に支えてもらえます。
自分だけじゃないと認知できるので、立ち直りやすいです。
無料で利用できる図書館などで、勉強するのも良いでしょう。
同じように勉強する方と混じって、勉強できますよ。
独学には正しい英会話の勉強を続けることが重要!
独学の勉強で上達しないという方には、間違った勉強法や、自分に合っていない勉強法を続けている可能性があります。
独学だと、自分の間違いや学習の偏りなどに気がつきにくく、成果が出ない場合もあることがデメリットです。
独学で英会話を勉強する際は、先ほど挙げたようなデメリットも事前に把握した上で取り組むようにしましょう。
独学でもきちんとした成果を出すためには、自分のニーズや目的に沿った勉強法が重要です。
自分がなんのために英会話を勉強しているのか、ニーズに適った勉強法なのか見直してみましょう。
独学で英会話を勉強する際にしてはいけないこととは?
独学で英会話を勉強する際に、してはいけないことが以下の2つあります。
- 疑問を放置してしまう
- 受験やテストの英語勉強と同じように捉えてしまう
- 初心者が聞くだけの勉強をしてしまう
- いろんな参考書に手を出してしまう
疑問を放置してしまう
独学だと、途中でどうしても勉強法に対して不安を持つことがあると思います。
また、単語の意味や、文法などについて、うまく理解ができないこともあります。
そういった場合には、その疑問をきちんと解消するようにしましょう。
一緒に学習する仲間がいたり、信頼できる場などがあれば、そこで質問してみるのもよいでしょう。
また、独学にこだわらずに、良い先生をうまく見つけ、活用するのもいいです。
「分からない」という疑問を放置してしまうと、上達しづらくなってしまいますし、挫折にも繋がってしまいます。
モチベーションを保ち、勉強の質を下げないためにも、安心して英会話学習に取り組めるためにも、疑問はできるだけ早く、しっかりと解消することを心掛けましょう。
受験やテストの英語勉強と同じように捉えてしまう
英会話は、コミュニケーションとしての力なので、受験やテストとは切り離して考えましょう。
テストと同じような勉強方法だと、インプット重視、日常英語が少ない、間違えてはいけない、という意識になってしまいます。
英会話は、間違えても良いからとにかく話してみることが重要です。
相手とコミュニケーションを取ることが重要ですので、学ぶ英語自体も大きく異なります。
また、テスト勉強だと、強制感やつまらないと感じることも多いですよね。
英会話は、様々な人と話せるようになる、人生を充実させるための力だと考えておくことが重要です。
聞き流すだけの勉強をしてしまう
英語を聞くだけの勉強法は、全くおすすめできません。
リスニングという意味では、自分が発音できない英語音を聞き流すと、脳が雑音として処理してしまいます。
スピーキングという意味では、アウトプットを一切せずに、聞き流すというインプットだけで上達するというのは夢物語です。
もしそれが可能ならば、ピアノのCDを聞き流すでピアノが上達するでしょうし、サッカーの試合をテレビで見るだけでみんなサッカーがうまくなるでしょう。
リスニング教材は、聞き流すだけでなく
- 英語の音を真剣に聞き、真似してリピート練習をする
- テキストで内容をしっかりと確認し、分からないところは調べる
- ? 自分でも使いたい単語・熟語を覚え、アウトプットする
といった学び方をすることが重要です。
いろんな参考書に手を出してしまう
勉強しているうちに、「もっと分かりやすい本があるのではないか」と思ってしまうこともあるでしょう。
たくさん買って、すべてに手を出すのはNG.
用途とレベルが同じものは、一冊だけ着手しましょう。
すべての参考書や勉強が中途半端だと、効率が悪い勉強になってしまいます。
他の参考書で覚えた内容を、別の参考書でふたたび学ぶといったことにもなりかねません。
ますます成果が出づらく、続けづらくなってしまいます。
参考書を絞った後は、複数の本に手を出さないようにしましょう。
独学でなかなか上手くいかない方はオンライン英会話も考えてみよう!
「独学で英会話の勉強を続けていけど上達するか不安」、「より早く確実に英会話力をあげたい」という方は、オンライン英会話も検討してみましょう。
オンライン英会話だと、オンラインでレッスンを受けることができるため、自分の生活スタイルに合わせることができます。
また、講師によるレッスンで、自分の苦手分野や、得意分野を明確に把握することができます。
勉強時間もしっかり確保できるので、一人だと怠けてしまうという方にもおすすめです。
以下の記事ではオンライン英会話のおすすめや受け方を紹介しているのでぜひ見てみてください。
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まとめ
今回は独学の英会話の勉強方法を紹介しましたが、何よりも意欲的に継続して取り組むことが重要になります。
自分に合った勉強方法を見つけて、着実に英会話力を上げましょう。
TOEIC満点(990点)、英検4級。
獨協大学英語学科卒業。アメリカのジョージア州に1年間の留学経験あり。
大学で専攻した言語学に、脳科学や心理学も取り入れ、英語流の「発想」や「考え方」を研究、実践することで、大人だからこそ上達する独自のメソッドを確立する。
著書に「頑張らない英語」シリーズ(あさ出版)、『英語を話したいなら、まずは日本語の話し方を変えなさい!』(SBクリエイティブ)の他多数。