英検5級は小学生のお子様の初めての英語試験として最適です。
英検5級は英語学習の基礎を固めるためのものであり、合格することによってお子様の自信とモチベーションが向上します。
ここでは、英検5級合格に必要な情報を網羅的に紹介しています。
最初に英検5級のレベルと合格点・合格のメリット・試験日程などの基本情報を紹介し、出題傾向・特徴・効率的な勉強法、特に初級者向けのリスニング対策について後述します。
さらに、試験当日の流れ・問題例・解答のコツ・保護者ができるサポートについても解説しています。
英検5級の対策に役立つおすすめの参考書やアプリについても触れており、お子様の英語学習をサポートするための実用的な情報を解説します。
英検を受験するお子様を持つ保護者の方は合格に向けて、ぜひ参考にしてください。
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英検5級の試験内容
英検5級の試験内容について、以下の項目ごとに説明いたします。
- レベル・難易度
- 試験内容
- 実施日程
- 合格点
レベル・難易度は中学初級程度
英検5級の難易度は、中学初級程度。
中学1年生が受けるのに、適切な難易度。
早い子であれば、小学生・未就学児が受ける場合もあります。
英語を勉強し始めて、1年以内の方向けの難易度です。
試験は2段階に分けてある
英検5級は、試験が2段階に分かれてあります。
- 一次試験は「筆記(リーディング)とリスニングテスト」を受ける
- 一次試験に受かれば、「スピーキングテスト」を受けられる
一次試験は筆記とリスニング
一次試験は筆記試験とリスニングテストです。
測定技能 | 問題数 | 解答形式 | テスト時間 |
---|---|---|---|
リーディング(筆記) | 25問 | 4肢選択 | 25分 |
リスニング | 25問 | 3肢選択,4肢選択 | 20分 |
筆記試験はリーディング問題が出題されます。
どちらも25問です。
マークシート形式での回答になります。
一次試験合格後はスピーキングテストを受けなければならない
一次試験合格者は、後日スピーキングテストを受けなければなりません。
一次試験に合格すれば、級の認定は貰えます。
つまり、「英検5級を持っている」と言ってOK。
スピーキングテストに合格すると、英検5級の認定に加えて、スピーキングテスト合格と認定されます。
スピーキングテストでは、音読や英語での質問に英語で答えるなどがあります。
より詳しくスピーキングテストについて、知りたい方は以下の記事をご覧ください。
英検のスピーキングテストって何級から?絶対受けなきゃダメ?受け方
年に3回試験が実施される
英検5級の試験は年に3回に分け実施されています。
2022年度の試験日程は、以下の通りです。
試験段階 | 一次試験 | スピーキングテスト |
---|---|---|
第1回検定 | ?5月27日?6月18日 | 一次試験合否閲覧日?二次試験(1級から3級)実施日から1年以内 |
第2回検定 | ?9月30日?10月22日 | 同上 |
第3回検定 | 1月13日?2月4日 | 同上 |
一次試験は会場により、試験日程が異なるため、検定ごとに20日程度期間があります。
スピーキングテストは、録音形式のテストで自宅で行えます。
試験会場にはいかず、自宅や学校で受験可能。
お手持ちのスマホやタブレットで受けます。
合格点は非公表
英検は合格点が公表されていません。
一次試験の合格ラインは、正解率65%だと言われています。
つまり、50問中33問以上解ければ、合格の可能性が高いです。
英検5級対策で行うべき勉強法
英検5級のための対策について、お伝えします。
一次試験?スピーキングテストまで、必要な対策を解説しますね。
- 単語帳
- 問題集
- 過去問
これらで行うべき対策について、具体的に説明します。
単語帳で頻出単語を暗記しよう
英検5級対策用単語帳を覚えましょう。
おすすめの書籍は、『英検5級 でる順パス単』。
英検は各級ごとに、よくでる頻出単語というものがあります。
頻出単語をどれくらい把握しているかが、テスト結果に大きな影響をもたらします。
試験2か月ほど前からコツコツ覚えていきましょう。
単語の理解は、問題集の解説の理解もスムーズにすすめる重要な要素です。
問題集を解いて対策しよう
以下の2種類の問題集で対策してください。
- 『小学生のための英検5級合格ドリル』
- 『英検5級 予想問題ドリル[4訂版](リスニング対策)』
『小学生のための英検5級合格ドリル』
英検5級合格ドリルを、毎日30分1レッスンずつこなしていきましょう。
こちらのドリルは4周程度するのがおすすめ。
1回だけ解いただけだと、理解が定着していないことも多いです。
問題にしっかりなれるためにも、繰り返し説きましょう。
リスニングCDも付属しているので、しっかり活用してください。
『英検5級 予想問題ドリル[4訂版]』
英検5級向けの
- リーディング
- リスニング
- スピーキングテスト
これら3つの対策をするための本です。
7日間という短期で完成できる本です。
ウェブでスピーキングテストの対策ができるのも特徴の一つ。
本番テストに近い形で対策できますよ。
過去問を解いて自分の弱点を把握しよう
問題集を解いたら、続いては過去問を解きましょう。
過去問は英検公式サイト入手可能。
昨年度の過去3回分の過去問をPDFでダウンロードできます。
筆記問題・リスニング問題どちらもあります
解答もダウンロードできるので、答え合わせもちゃんとできますよ。
時間を測りながら、制限内にいくつ解けたか把握してください。
苦手な項目をはっきりさせて、集中的に復習・勉強することがおすすめですよ。
英検5級に関するよくある質問Q&A
5級に関して、よくある質問を3つピックアップしました。
- スピーキングテストって何?
- スピーキングテストは受けなくてもいいの?
- 筆記試験の時間配分はどうすればいいの?
同じ疑問を持っている方は、ぜひチェックしてみてください。
スピーキングテストって何?
5級のスピーキングテストは、録音形式で行うテスト。
試験会場に出向く必要はなく、自宅や学校でも受けられます。
試験内容は簡単に言うと、「問題に関する質問に英語で答える」試験です。
級 | 試験概要 |
---|---|
5級 | イラストと文章に関する質問が提示されるので、質問に英語で答える。日常で見られるシチュエーションが題材。 |
スピーキングテストは受けなくてもいいの?
スピーキングテストは、原則(基本的に)受けなければなりません。
しかし受けなくても、「英検5級」の合格は可能。
英検5級の一次試験にさえ、受かれば級は認定となります。
「英検5級を持っている」と言える状態になります。
スピーキングテストに受かると、「スピーキングテスト合格」の認定が貰えます。
受けないと「スピーキングテスト合格」の認定は貰えないのがデメリットです。
より詳しくスピーキングテストについて、知りたい方は以下の記事もご覧ください。
英検のスピーキングテストって何級から?絶対受けなきゃダメ?受け方
筆記試験の時間配分はどうすればいいの?
筆記試験の試験時間は、25分。
25分を以下のように、配分するのがおすすめです。
出題形式(問題数) | 回答時間 | |
---|---|---|
大問1 | 短文の語句空所補充(15問) | 10分 |
大問2 | 会話文の文空所補充(5問) | 5分 |
大問3 | 日本文付き短文の語句整序(5問) | 5分 |
表のような時間配分で解くと、20分で終了します。
余った5分で、不安箇所の見直しや確認をすると良いでしょう。
ちなみ筆記試験を早めに終わらせると、リスニング問題も確認できます。
先読みすれば、イラストや英文を先に見れるので、問いの内容を把握しやすくなるのがメリットです。
英検5級対策ができる学習アプリ
単語とリスニングにおすすめの5級対策向けアプリを紹介します。
以下の2つのアプリです。
- 英検リスニングマスター 5級4級(リスニング向け)
- ぜったい覚える!英検5級単語帳(単語学習向け)
アプリを使うことには、以下のようなメリットがあります。
- 発音(音声)も確認できる
- 完全無料で学習できるものもある
- 苦手な問題を集中的に対策できるアプリがある
英検リスニングマスター 5級4級
このアプリは、英検のリスニング問題を対策できるアプリ。
完全無料で学習できるのに、本格的に学べるのが魅力。
英検5級と4級のリスニング問題550問分を解けます。
実践モードと練習モードがあるので、利便性にも優れています。
子供向けでイラストやデザインも柔らかいので、抵抗なく取り組めるでしょう。
苦手な問題は繰り返し出題されるようになっているので、対策もしやすいですよ。
ぜったい覚える!英検5級単語帳
このアプリは、5級で頻出の単語を541個登録しています。
以下のようなアプリだからこそできる機能が詰まっているのが魅力。
- 覚えられない単語に付箋をつけられる
- 苦手な単語のみ集中して復習できるモードがある
- シャッフル機能があるので、「順番で意味を覚えてしまう」がなくなる
こちらのアプリも無料で試せるので、ぜひ試してみてください。
デザインはシンプルですが、機能が充実しています。
デジタルだからこその魅力を存分に利用して、効率よく単語を覚えましょう。
まとめ
この記事では「英検5級の対策」や「試験概要やおすすめの参考書・アプリ」について解説しました。
今回紹介した参考書やアプリで勉強内容を絞って、繰り返し学習するのがおすすめ。
記憶に定着させる上でも、反復は非常に重要。
自分(またはお子様)の状況・状態に合わせて、勉強しましょう。
今回解説した内容を参考に、本番までにしっかり対策して、合格しましょう。
当サイトでは、他にもお子様向けの記事をたくさん投稿しています。
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