英語がなかなか覚えられず苦戦している方が世の中にはたくさんいます。
英語を学ぶ中でカタカナとして覚えたほうがわかりやすいと一度は思った方は多いのではないでしょうか。
しかし、カタカナで英語を覚えることは推奨されていないことが多く、カタカナとして覚えてはいけないという人も多いですよね。
そこで今回は英語をカタカナで覚えることは大丈夫なのかということ、カタカナで覚えた場合のメリット・デメリットは何があるのかを中心に紹介していきます!
英語をカタカナとして学ぼうとしている方はぜひ参考にしてみてください。
目次
英語をカタカナで覚えるのは正しいのか?
早速本題の「英語をカタカナで覚えることは大丈夫なのか」について解説していこうと思います。
結論から言うと、英語はカタカナで覚えないほうがいいです!
理由としては、英語と日本語ではイントネーションも発音も違うので間違った覚え方をしてしまう可能性が高いためです。
英語学習は単語から覚えるのが一般的ですが、本当に英語を話せるようになりたいのなら発音から学ぶことが大切です。
カタカナで覚えても大丈夫か?という問いに対しては、英語で覚えることができる人はカタカナで英語を覚えないほうがいいというのが結論です。
しかし、どうしても英語で覚えることができないという人は、カタカナで覚えるのも一つの選択肢としてはいいかもしれません。
英語をカタカナで覚えることについてはデメリットもありますがメリットもあります。
カタカナで覚えようとしている人に向けて、英語をカタカナで覚えた場合のメリットやデメリットについてお話していこうと思います。
英語をカタカナで覚えた場合のメリット
英語はカタカナで覚えないほうがいいですが、カタカナで記憶することにもメリットはいくつかあります。
ここではそのメリットをまとめて紹介したいと思います。
英語をカタカナで覚えた場合のメリットとしては以下の3点が考えられます。
- 暗記しやすい
- スペルが覚えやすい
- 日本語の語彙力が上がる
上記のメリットを詳しく解説していきます。
暗記しやすい
英語初心者の方は日本語(カタカナ)に慣れ親しんでいるので、英語のアルファベットよりも日本語のほうが頭に残りやすいです。
特に知らない単語、初めて目にする単語に関してはカタカナで覚えたほうが暗記しやすいことがほとんどです。
初めて学ぶ単語に関してはカタカナで発音をイメージして覚えるのもありかもしれませんね。
もしくは最初だけカタカナでふりがなをふってもいいかもしれません。
スペルが覚えやすい
カタカナで認識して英語を覚えるデメリットとして発音が覚えられないということを上げました。
しかしそれは逆にスペルを覚えやすいというメリットにもなります。
ローマ字表記に近い音の単語はカタカナで音を覚えてしまえば殆どの場合スペルも覚えることができます。
例えばmerit(メリット)という言葉一つとってもカタカナでメリットと覚えれば、スペルも容易に覚えられます。
しかし、正しい英語の発音だとメリィトになるのでiなのかeなのかよくわからずにスペルの間違いが生まれてしまいます。
このようにローマ字表記に近い読み方の英語に関してはスペルが覚えやすくなるメリットがあります。
会話中の語彙力が上がる
実は、カタカナで英語を学ぶと日本語での会話中の語彙力が上がります。
なぜかというと、日本語での会話中にも様々な英語が使われており、私達はその中で会話しているからです。
特にIT業界では英語なしでは会話が成り立たないほど会話中で英語を使用しています。
本場の発音で英語を使ってしまうと相手に伝わりにくいですが、カタカナで覚えた英語の発音なら英語を話せない人にも伝わりやすいので便利です。
少し不思議かもしれませんが、カタカナで英語の勉強をすることで日本語の語彙力も上がるのです。
そもそもメリットという言葉も英語です。
利益という言葉よりもメリットという言葉を使ったほうが意味を伝えやすいときもあると思います。
日本語でのコミュニケーション語彙を広げたい人はカタカナで英語を勉強してみましょう。
英語をカタカナで覚えた場合のデメリット
先ほどは英語をカタカナで覚えた際のメリットをご紹介しました。
メリットを紹介しておいてなんですが、結局英語はカタカナで覚えないほうがいいです。
冒頭でも述べたとおり、カタカナで覚えることによって様々なデメリットがあり、メリットよりも大きなものになってしまう可能性が高いです。
デメリットについて3点まとめたのでご覧ください。
- 発音が日本語のままになってしまう
- カタカナ表記できない音に対応するのが難しい
- 不要な箇所で子音に母音がくっついて覚えてしまう
デメリットを箇条書きにしただけではわからないこともあると思うので、1つずつ詳しく解説していきます。
発音が日本語のままになってしまう
カタカナで英語を覚えることの1番のデメリット、弊害になってしまうのは発音が日本語のままになってしまうことです。
カタカナで英語を覚えて発音してもそれは英語を話しているのではなくカタカナを話しているだけです。
英語と日本語では発音が全く違うと言われており、日本で生まれ育ちひらがな・カタカナの日本語に慣れている私達では対応できない音が多いです。
正しい発音で話している音を聞かないと発音は日本語のままになってしまいます。
英語を本気で学び、ネイティブレベルになりたい方はカタカナで学ぶのを一刻も早くやめて、外国人講師の発音の真似をして英語の習得を目指してください。
カタカナ英語では外国人相手にはほとんど伝わらないと思うので、注意してください。
カタカナ表記できない音に対応するのが難しい
英語にはカタカナで表せない微妙な音があるのをご存知でしょうか。
代表的なものだと「a」の発音が挙げられます。
英語の「a」はカタカナだと「ア」ですが、英語では「ア」と「エ」の中間の音として認識されています。
このようにカタカナでは表せない微妙な発音が英語にはあるのです。
英語には日本語の5倍の数の母音があると言われており、その種類も単母音、長母音、二重母音、三重母音と複数の母音が存在します。
日本語の母音は5個しかないので、カタカナだけで英語を表現するのは難しいということがわかると思います。
さらに子音も日本語よりも英語のほうが多いので、カタカナで英語を覚えてしまうと正しく学ぶことはできませんね。
英語には発音記号というものがあり、その記号では英語の発音を正しく表せているようなので興味のある人は調べてみてください。
しかし実際に本場の英語に触れるよりは勉強効率は落ちるようです。
ネイティブイングリッシュの講師の発音を真似る以上に効果的で正しい発音の勉強方法はなさそうですね。
不要な箇所で子音に母音がくっついて覚えてしまう
不要な箇所で子音に母音がくっついて覚えてしまうとはどのようなことなのか、解説していきます。
英語は子音と母音は独立して存在しているのに対して、日本語では子音と母音がセットで発音されます。
カタカナをふって英語を覚えてしまうと本来くっついていない文字同士をつなげて発音しなければならないときがあります。
本来はそんな発音ではないのに間違った発音で覚えざるをえなくなってしまうのでカタカナで英語を覚えるのはおすすめできません。
カタカナで英語を覚える場合の学習方法
ここまでカタカナで英語を覚える事に関するメリットとデメリットを紹介してきました。
私としては推奨できないですが、カタカナで覚えたいという方のためにカタカナで英語を覚える場合にどのような学習方法をとることが最適かまとめていきます。
初心者で何から勉強したらいいかわからない人や発音はいいからまずは単語と意味を覚えたい人、筆記のテストで高得点をとることを目指している方は参考になると思うので読んでみてください。
まずは発音を気にせずにスペルと意味を覚えよう
英語を喋れるようになる必要はないと考えている人や初心者の方は発音を気にせずに学習してみましょう。
声には出さずともなんとなくカタカナで暗唱してスペルと意味を覚えましょう。
カタカナがつけにくい単語などはローマ字読みをしてしまってもいいかもしれません。
とにかく、音を付けて覚えることが大事です。
しかし、間違った発音が癖になると後で直すのが難しくなるのでなるべく暗唱にしておきましょう。
英語は言語分野の勉強なので他の分野と比べても繰り返しの復習が大事になってきます。
読めない単語で止まっている時間があるのなら無理やり読んでしまって単語と意味を頭に叩き込みましょう。
テスト前などの短期記憶で勝負しなければならない場面でもこの方法は有効です。
カタカナで覚えた英語をネイティブの発音で覚えなおそう
ある程度理解できる単語が増えてきたら、発音の勉強を始めましょう。
単語をある程度覚えてしまうと発音も大体わかってきます。
発音には規則性があり、この文字の次にこの文字がきたらこう発音するというようなことが次第に分かってきます。
初心者の段階ではわからなかった発音の規則性が見えてくと英語の上達もグンと早くなるので試してみてください。
その段階になったら新規の単語もカタカナではなく英語で覚えられるようになっているはずなので、カタカナで覚えることから卒業しましょう。
なるべく発音から英語を学習しよう
今回はカタカナで英語を覚えることがなぜいけないのかと、カタカナで英語を学習するメリット、デメリットとその学習方法についてまとめていきました。
最後にカタカナで英語を覚えるメリットとデメリットを表にしてまとめましたので、ぜひ迷っている方は参考にしてみてください!
メリット | ・デメリット |
---|---|
暗記しやすい | 発音が日本語のままになってしまう |
日本語の語彙力が上がる | カタカナ表記できない音に対応するのが難しい |
スペルが覚えやすい | 不要な箇所で子音に母音がくっついて覚えてしまう |
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