1ヶ月間の親子留学にはいくらかかる?親子留学を検討するとき知っておきたいこと

親子留学を考えるとき、やはり初めに気になるのは留学にかかる費用のことではないでしょうか。

他にも留学先はどこにするべきか、現地での生活はうまくやっていけるのかなど、気になることも多いと思います。

そこで今回は比較的お休みの都合も付きやすい1ヶ月間、親子留学をする場合にかかる費用についてと、費用の抑え方、現地での生活のコツなどを紹介していきます。

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親子留学とは

親子留学とは一人で留学できない子どもが親と一緒に海外留学をすることです。
多くの場合は子どもは現地の保育園や幼稚園、小学校に通います。
もしくは親が留学をするために子どもを一緒に連れていくパターンも親子留学といいます。
留学と言えば数か月から一年ほどの期間を思いうか減る方も多いかもしれませんが、親子留学では数日や数週間という短期の留学も多いです。

親子留学に必要な費用の内訳は?

まずは親子留学にはどのような費用がかかってくるのかを一通り紹介します。

現地までの渡航費

滞在先によって渡航費は異なりますが、まずは現地までの航空券、それから滞在予定都市までの交通費がかかります。
航空会社や利用するサービスにもよりますが、2?12歳の子どもであれば小児料金となり航空券の値段は大人の75%ほどになります。
また渡航先が大きな都市であれば交通の便もよく道のりも比較的単純なことが多いですが、小さな都市だと電車やバスを乗り継ぐことも考えられるので、交通費が多くかかる可能性がありますね。

学費

どのスクールに通うか、どれほどの期間通うかでかかる学費も変わってきます。
親子留学をするうえで最もコストの大きな項目と言えるのが学費です。
留学期間が長いほうが一日当たりの学費は安くなる傾向にありますから、結果的に割安になります。

生活費

こちらも滞在する場所と期間によって費用が変わります。
数日というような短期間の留学であればホテルという選択肢もありますが、数週間以上であればアパートを借りたりホームステイをするほうがコストを抑えられるでしょう。
人気があるのはホームステイですがそれぞれのメリットとデメリットを理解したうえで自分に合うと感じるほうを選ぶようにしましょう。
アパートとホームステイの良い点、気をつけるべき点については後半で紹介していますので参考にしてみてください。

国別の費用の目安

では旅費や生活費なども含め、一か月の親子留学には一般的にどれくらいの費用がかかるのかを国ごとに紹介します。
留学時期や留学の内容によっては総合的な費用は変動することがありますので、留学先を決める際の目安として考えていただけたらと思います。

アメリカ

1ヵ月で120万ほど。
ハワイ、ロサンゼルス、ニューヨークなどが滞在先として人気です。
どこを選んでも留学費用にそれほど差はでないようですが、悩んでしまうときには日本語が通じることも多いハワイがおすすめ。
初めての留学でも比較的生活しやすいです。

カナダ

1ヵ月で80万ほど。
同じ北米でも留学費用はアメリカより安く、カルガリー、バンクーバー、トロントが人気です。
冬の寒さが厳しいため、留学するなら夏がおすすめですよ。

イギリス

1ヵ月で100万ほど。
イギリスの大きな都市は物価が少々高いですが、英語講師の自宅にホームステイするティーチャーズホームステイ制度というものを使うとコストを抑えられることがあります。
滞在先と留学先が非常に近いため交通費もおさえられます。

オーストラリア

1ヶ月で90万ほど。
都市によっては物価もそれほど高くありません。
シドニーなどの都市に滞在して、休日は観光地へ出かけて地域の違いを楽しむこともできるます。
季節が日本と逆転していますが、アメリカ、イギリス、カナダに比べ時差はほとんどありません。
時差の大きい国よりも、子どもが現地との時差に慣れるまでの負担が少ないため、早くから学習に集中することができます。

フィリピン

1ヶ月で50万ほど。
フィリピンのセブ島は、観光も一緒に楽しめる留学先として人気です。
時差は1時間ほどで場所も日本から近く、物価は日本の3分の1ほどなので生活費のコストを下げることができます。

留学費用を抑えるためには?

留学費用を少しでも抑えるために注目していただきたいポイントについて紹介します。

留学先をアジア圏に

まずアジア圏の国を留学先に選ぶことで渡航費が安く済みます。
子どもは航空券が幼児料金になるとしても、2人分の往復の交通費となればかなり大きな費用になります。
留学費用を抑えるために最も有効と言ってもいいのが渡航費の節約ですから、それも踏まえて留学先を検討してみてくださいね。
またアジア圏は物価も比較的安いことが多いので、留学期間が長いほど食費や生活費も抑えることができます。

留学時期はできるだけ混雑期を避ける

国内旅行でもそうですが、航空券は時期によっては数倍ほど値段が変わることもあります。
夏休みなどの一般的な長期休みのタイミングは航空券も高くなりますので、渡航費を抑えたい場合はできれば避けましょう。

生活費を節約する

食事はできるだけ自炊することで食費を節約することができます。
ただ留学先によっては買って食べてもそこまでコストが変わらない場合もあるのであらかじめ確認しておきましょう。
ホームステイであれば朝夕などは食事を出してくれることが多いので、食費を抑えることができます。
ただ朝食などは例えばコーンフレークなどシンプルなことも多いようです。
食事の内容は家庭に寄るので、量や好みなど思うようにならないこともあります。
適度に自分で買ったりキッチンを借りて自炊することを織り交ぜてみるといいかもしれません。

留学時の宿泊方法

留学先での宿泊方法としてホームステイとアパートについて少し触れましたが、ここで改めて詳しく説明します。

ホームステイ

ホストファミリーとは?

留学先の一般家庭に滞在して一緒に生活を送ることをホームステイと言います。
そして現地でともに生活する家族のことをホストファミリーと呼ぶのですね。
子どもがいるかいないかや、おじいちゃんおばあちゃんと一緒に暮らしているかなどホストファミリーの家庭も様々です。
ホームステイを受け入れる理由も、異文化交流が目的のこともあれば余っている部屋の有効活用のためということもあり、それによって留学生とのかかわり方も多少変わることもあるでしょう。

ホームステイのメリット

ホームステイのメリットは現地のリアルな生活を体験することができること。
またすでに紹介していたように、結果的に食費のコストを減らせることがあります。
スクールだけでなくホストファミリーとの触れ合いも貴重な異文化交流の機会です。
海外留学をする際の一つの醍醐味とも言えますね。

ホームステイをする際の注意

注意しておくべき点は、滞在する家庭ごとにホームステイにおけるルールなどがあるため、多少行動が制限されることもあることです。
食事の支度やシャワーの順番などホストファミリーも気を使ってくれるので、帰りの時間や予定などはできるだけ共有して協力するようにしましょう。
ルールがよく理解できないときはあいまいにせずホストファミリーに相談しましょう。
わからないまま何となく過ごしてしまうと、生活の中でトラブルに発展してしまうこともあります。

アパート

海外のアパートの特徴

アパートにもよりますが、簡単な家具はついていることが多いです。
何人かで部屋をシェアすることも多く、すでに数人が共同で借りている部屋に後から入るようなイメージですね。

アパート選びで気を付ける点

まずアパートを借りるとなると、物件探しや契約まで自分でやらなければいけません。
治安や交通の便、セキュリティや家賃など気にしなければいけないことが多い中、ルームメイトはどんな人かなど入居前にはなかなか判断できないこともあります。
ホームステイもホストファミリーの人柄はあってみなければわからない点は同じとも言えますが、もし初めての留学であればアパートの方が少々難易度は高いように思われます。

アパートを借りるメリット

ホームステイよりも自分のペースで生活を作っていきことができます。
ホストファミリーに気を遣わず行動できる分活動時間が長くなったり、好きなタイミングで食事やシャワーの時間をとれるということですね。

親子留学に適したタイミングは?

親子留学は子どもが何歳くらいの時に行くのがいいのか悩まれる方も多いと思います。
一般的に多いのは子どもが4?6歳の時。
留学は貴重な異文化交流の機会でもあります。
子どもが小さすぎると、その文化の違いを理解できなかったり気づけない可能性があるため、感受性も高くなる4?6歳の時に留学をすることが多いのでしょう。
また小学生になると長期休みが取れるタイミングが限られることも理由の一つ。
仕事との兼ね合いもですが、紹介したように夏休みなどの一般的に長期休みをとれる時期は航空券の値段が上がります。
それらを総合的に判断して子どもが4?6歳の時期が親子留学におすすめの時期だということができます。

まとめ

親子留学に必要な費用と留学前に知っておきたいポイントについて紹介しました。
決して小さくないお金を使うからこそ、子どものためにも価値のある経験として親子留学を成功させたいですよね。
留学先や滞在先を決める際には、現地でどのような生活を送ることが自分たちの理想なのかも、しっかりとイメージしておきましょう。
近年は英語教育に力を入れるご家庭も増えています。
小さいころから英語に親しむことでその先の英語学習の効率もぐんとのびていきますし、何より幼少期の海外経験は子どもにとっても刺激的な経験となるでしょう。
ぜひお子様と一緒に貴重な時間を過ごすための参考にしていただけたらと思います。