日本語でもよく使われる三点リーダですが、英語ではどのように使うのだろう、英語の三点リーダの打ち方や決まりは?と疑問を持つ方もいるのではないでしょうか。
今回は英語の三点リーダの使い方や、英語の句読点のルールについて解説します。
目次
英語の三点リーダはピリオド3つで表す
英語の三点リーダはピリオド3つを使い、「…」と表す省略記号です。
ピリオド間にはスペースを入れる方と入れない方がいますが、今回は入れずに進めます。
英語の三点リーダを使う場面は主に以下の2つです。
- 文章を省略する場合
- 会話の最後を濁す場合
文章内の一部を省略する場合の使い方
文章を省略する場合とは、主に引用文を省略する場合で、引用文の省略する直前の単語の後にスペースを入れてから「…」を使います。
省略した直後の文章の後にスペースを入れてを「…」を挿入しそのまま文章を続けることで、引用文の一部を省略したことが伝わります。
長文を省略する際は、[]を使い、[…]と表すこともあるので、省略する文の多さで使い分けましょう。
また、途中の文章全体を省略する際は、前後の文章の間にスペースをあけて「…」を挿入すれば問題ないです。
引用する文章の文頭や文末を丸ごと省略したい際は特に「…」を使う必要は無く、引用文の最中に省略したい際にのみ使います。
文章中の文末を省略したい際は、省略したい直前の単語の後とピリオドの前にスペースをいれて、「…」を挿入しそのままピリオドで終わらせます。
会話の最後を濁したい場合の使い方
「…」には省略以外でもあいまいな表現や、会話の最後を濁す表現の時に使われますが、あまりフォーマルな使い方ではありません。
基本的に省略の際に使う記号として覚えておきましょう。
「I was …」や「I think …」のように、何をいうか考えているときや、言葉が出てこないとき、言い淀んでいるときの表現として使われることがあります。
英語の句読点の正しい使い方は?
「…」を使うにもルールがありましたが、英語の他の句読点にはどのようなルールがあるのか気になりますよね。
今回は、英語で特に使われる句読点のルールや使い方について紹介します。
「.」ピリオド
ピリオドは文の終わりに使う使い方が一般的ですが、文の終わり以外にも略語記号として使われます。
分かりやすいものとしては、「Mr.」「Mrs.」「Dr.」がありますが、もともと「mister」「mistress」「doctor」であり、ピリオドを使って略されています。
他にも、「Jan.」は「January」の略で、身近には意外と略語記号としてピリオドが使われているのが分かります。
また、ピリオドの後はスペースが必須なので覚えておきましょう。
例文
- Mr. Tanaka is my superior.
「田中さんは私の上司です。」
「,」カンマ
カンマにはいくつか使い方がありますが、主な使い方は3つ以上の単語を並べるときです。
いくつもの例などを挙げるときには「and」だけでなくカンマを使いますよね。
その際もカンマの後ろにはスペースが必須なので忘れないようにしましょう。
また、文と文を繋ぐときにも「A, and B」というようにカンマを使うことがありますが、二つが完全な文であれば、カンマが必要になりますが、不完全な文がつながる場合は、カンマを使わないので、前後の文を確認することも必要です。
他にも、接続詞の前や副詞の後にもカンマは使うので、あらゆる場面での正しい使い方を把握しましょう。
例文
- A: What’s your favorite food?
「好きな食べ物何?」
B: I like fish, meat, and fruits.
「魚と肉と果物。」
「?/! 」クエスチョンマーク/エクスクラメーションマーク
クエスチョンマークやエクスクラメーションマークは日本語でもよく使われる記号で、英語でも使い方は同じなので簡単ですね。
「?」は疑問文の最後に「!」は強調したいときの表現として文の最後に使います。
「?」や「!」を使う際はピリオドはいらないので気をつけましょう。
例文
- A: I passed the exam!
「試験に受かった!」
B: Really? Congratulations!
「本当?おめでとう!」
「: 」コロン
コロンは、前の文章の内容を補足するときや、いくつかの例を挙げるとき、引用分を入れるときに使われます。
コロンを使う際に気をつけたいのが、コロンの前の文章は不完全ではなく完全でなければならないことです。
コロンを使った文章を作りたいときは、完全な文の後に挿入するようにしましょう。
例文
- I like sports: badminton, soccer, and basketball.
「私はスポーツが好き。バドミントンとサッカーとバスケットボール。」
「’」アポストロフィ
アポストロフィは省略するときや、誰かの所有物を表したいとき、複数形にしたいときに使われます。
省略での使い方が1番見かけることも多く、「I am」が「I’m」、「I do not」が「I don’t」というようになるので、ほとんどの方がすでに使っていると思います。
誰かの所有物というのは、「Michael’s car」など、「人」の後にアポストロフィ+「s」を付けることで、所有を表すことができます。
基本的に複数形がある単語はそのまま使い、複数形がない単語は後ろに「s」をつけますが、アルファベットや数字を複数形にするときは分かりやすくするため、「80’s」や「90’s」のようにアポストロフィを使用します。
例文
- I can’t sleep well last night.
「昨日はよく眠れなかったの。」
今回の記事をきっかけに英語に興味を持った方や、もっと英語の勉強をしたい方は以下の記事で英語教材や英語を学習できるYouTubeを紹介しているのでチェックしてみてください。
おすすめの英語学習教材5選!選ぶ際の注意点や、効果的な英語学習方法も5つご紹介!
YouTubeで英語学習ができるおすすめのチャンネルを目的別にご紹介!YouTubeで英語学習するときに使える便利な3つの機能とは?
まとめ
今回は英語の三点リーダや句読点の使い方について紹介しましたが、日本語の句読点よりも使い方が厳しい、難しいと感じた方もいるのではないでしょうか。
普段簡単に使っている使い方が実は間違っていたと言うことがないように、英語の句読点のルールを確認しましょう。