コロナウィルスの影響でビジネスコミュニケーションツールを利用する企業が多くなってきました。
ビジネスコミュニケーションツールは様々なものがあり、初めて利用するツールの場合、操作方法が分からなく、上手に使いこなすことができません。
利用することで、ビジネスを円滑に進めるようになる機能ですが、使い方をしらなければ逆に業務を滞らせてしまうことがあります。
そこで今回この記事では、Slackの基本的な機能と導入方法・費用について解説していきます。
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Slackって何?
Slackはビジネスコミュニケーションツールの一つです。
ゲームの映像配信を主に行っていたSlack Technologyがビジネスコミュニケーションツールとして作成したものです。
コロナウィルスの影響で在宅でのリモートワークを主にする企業も増えてきたため、ビジネスコミュニケーションツールは急速に需要を高めています。
Slackを開発した、Slack Technologyは2019年に上場し、様々な企業から出資されており、今後の成長も期待できます。
2019年には、日間のSlack利用しゃが1,000万人を突破しました。
Slackは有料プランだけでなく、無料プランもあり各人が必要に応じて利用するプランを変更することができるという利点もあります。
Slackの基本的な機能
Slackの基本的な機能は下記の4つです。
チャット機能 | タイムライン、チャンネル、ダイレクトチャット、メンション、編集 |
---|---|
検索機能 | 発言・ユーザー・チャンネル・時期でフィルタリング |
ファイル機能 | ファイルのアップロード・ダウンロード |
ビデオ通話機能 | 画面共有、共有画面への書き込み |
Slackには様々な機能がありますが、主に使うものは上記4つの機能となります。
Slack内でメールの様に相手と連絡を取り、ファイルを共有するだけでなくビデオ通話を行い、自分のパソコンに表示している画面を相手に共有することも可能です。
Slackを使い始めてすぐの人でも、上記機能はすぐに利用することができるようになります。
Slackの5つのメリット
Slackを導入することで得られるメリットは下記の5つです。
- コミュニケーションログが残る
- チャンネルのメンバーに同時に情報を伝えられる
- 通知方法をカスタマイズできる
- 必要な情報をすぐに見つけられる
- 様々なサービスと連携できる
それぞれを詳しく見ていきましょう。
コミュニケーションログが残る
ビジネスコミュニケーションツールとしてSlackを利用する上で、最も重要な機能の一つです。
相手の発言や自分の発言がコミュニケーションログとして記録されるので、ビジネスの交渉の場などで相手との認識の違いや齟齬が生じた際に、証拠として提示することができます。
また、プロジェクターの途中で新規メンバーとしてアサインされた人でも、過去のログを見ることができるので、プロジェクトがどのような流れで進展しているかをログを遡ることで確認できます。
プロジェクトの途中で加入すると、どこまで進んで何が課題なのかをすぐに理解することは難しいですが、ログを確認すれば、他のメンバーの作業時間を取ることなく確認可能です。
チャンネルのメンバーに同時に情報を伝えられる
メールなどを利用して連絡を取っている場合は、どの人にどんな情報を伝えなければいかないのかと迷ってしまいます。
しかしスラックであれば、プロジェクトごとにチャンネルを分けることができるので、必要な人だけに必要な情報を伝えることが可能です。
チャンネル内の発言であれば、そのチャンネルに入っているすべての人が情報を確認することができるので、「To・CC」を付ける手間なく情報を共有することができます。
情報の伝え漏れなどが無くなり、メンバーの情報レベルを統一することができ、業務の効率化を図れます。
通知方法をカスタマイズできる
Slackは通知方法をカスタマイズすることができます。
役職がある人の場合は、加入しているチャンネルが多く優先度の高い物と優先度の低い物がうまれます。
そんな中、メールなどでは中身や件名を確認しないと優先度が高いものかどうか判断することができません。
Slackであれば、チャンネルごとにわかれているため、有線度の高いプロジェクトと低いプロジェクトで一目で判断することができます。
また、必要のない通知をオフにしたり、自分宛てのメッセージだけ通知させることも可能です。
必要に応じて通知をカスタマイズすることで、さらにSlackを便利に利用することができます。
必要な情報をすぐに見つけられる
Slackは過去のコミュニケーションログも記録することができるだけでなく、検索機能を利用して、過去のログから必要な情報をすぐに見つけることができます。
チャンネル・ユーザー・期間で検索結果を絞ることができるので、どこで・誰が・いつごろのいずれかを覚えていれば、情報をすぐに検索して調べることが可能です。
発言ログの一部分だけでも覚えていれば、そこから検索することができます。
様々なサービスと連携できる
Slackだけでも便利なビジネスコミュニケーションツールとして利用することができますが、それだけでなく様々なサービスと連携することができます。
GoogleカレンダーやGoogleドライブ・Trelloなどの様々なサービスと連携して利用することができるのでSlackと別のサービスを組み合わせることで、さらに便利になります。
また、Slackを中心に様々なサービスを連携することで、複数アプリの通知を一つにまとめることも可能です。
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Slackの導入方法
Slackの導入方法について紹介します。
Slackは、有料プランだけでなく無料プランもあるので、使い勝手を試すだけと言うのも下記の方法で確認することができます。
Slackの導入方法
- 「Slack」と検索してSlackの公式ページにアクセスする
- 「無料で試してみる」をクリックする
- 登録するアドレスを選択して「続行する」をクリックする
- 6桁のコードを入力する
- 社名またはチーム名を入力して「次へ」をクリックする
- チャンネルに追加したいユーザーを登録する
- プロジェクト名を入力して「次へ」をクリックする
- 「Slackでチャンネルを表示する」をクリックする
8ステップとSlackを利用するまでのステップが長く感じてしまうかもしれませんが、難しい作業はなく画面に出てくる指示に従って操作するだけで、Slackを利用することができます。
ブラウザ版だけでなくアプリ版もあり、スマホ・タブレット・パソコンとデバイスを問わず利用することが可能です。
Slackにかかる費用
Slackは有料プランだけでなく無料プランもあり必要に応じて利用するプランを選択することができます。
Slackには全部で、無料・スタンダード・プラス・Enterprise Gridの4つのプランがあります。
それぞれを詳しく見ていきましょう。
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Slackの無料プラン
無料プランは、プラン名どおり月にかかる費用は0円でSlackを利用することができます。
価格 | 0円/月 |
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メッセージ履歴 | 10,000件まで |
ビデオ通話 | 1対1のみ |
Slackの無料プランでは、メッセージ履歴とビデオ通話に制限があります。
使い勝手や導入する際の検討材料としては、十分利用することができますが、ビジネスとして利用する分には、機能面が物足りないです。
ビジネスコミュニケーションツールとして利用する場合は、有料プランを検討しましょう。
Slackのスタンダードプラン
スタンダードプランは有料プランの中で最も安価に利用することができる利用プランですが、ビジネスでも十分利用することができる機能を有しています。
価格 | 960円/月(一年まとめ払い850円/月) |
---|---|
メッセージ履歴 | 無制限 |
ビデオ通話 | 複数人会話可能、画面共有可能 |
スタンダードプランは月々960円の料金がかかりますが、一年分の料金をまとめて10,200円を納めれば月々の利用料金を850円に抑えて利用することができます。
ビデオ通話を利用した際も、画面共有することができるので、リモート会議も円滑に行うことができます。
Slackのプラスプラン
Slackの基本プランでSlackの機能をほぼすべて利用することができます。
業務のやり取りをする目的であれば、プラスプランを選んで物足りないということはありません。
価格 | 1,800円/月(一年まとめ払い1,600円/月) |
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メッセージ履歴 | 無制限 |
エクスポート出力 | 全メッセージ対応 |
品質保証 | 99.99%の利用保証付き |
シングルサインオン | 可能 |
99.99%以上の利用を保証しており、シングルサインオンに対応するので、Slackを利用する際に、IDやパスワードを入力しなくても自動でログインすることが可能です。
また、メッセージをExportすることができるので必要な情報を別途ファイルとして管理することができます。
SlackのEnterprise Grid
Enterprise Gridは重要なデータをやり取りするためのビジネスコミュニケーションツールとしても利用することができる、Slackの中で最も高額な料金プランですあ。
価格 | 要相談 |
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メッセージ履歴 | 無制限 |
エクスポート出力 | 全メッセージ対応 |
品質保証 | 99.99%の利用保証付き |
シングルサインオン | 可能 |
ワークスペース数 | 無制限 |
データ紛失防止 | バックアッププロバイダーに対応 |
サポート | 専任のカスタマーサクセスチーム |
プラスプランに追加して、データ紛失防止のバックアッププロバイダーシステムが付いています。
また、専任のカスタマーサクセスチームがいるので利用している際の不具合やトラブルにすぐに対応してもらうことが可能です。
Slackを導入して業務を効率化させよう
ここまで、Slackの機能と費用について見てきましたがいかがだったでしょうか。
Slackを導入することで、ビジネスコミュニケーションをうまく取ることができるようになり、ビジネスをより円滑に進めることができます。
適切なコミュニケーションをとることで、ビジネスはより円滑に進めることが可能です。
ビジネスコミュニケーションツールの検討をしているならば、ぜひSlackを導入しましょう!