「格安SIMをiPhone12で運用することはできるの?」
「大手キャリアの分離プランと格安SIMはどちらがお得?」
ドコモやソフトバンクなどの大手キャリアから、格安SIMに乗り換えると、月々のスマホ代が数千円オトクになります。
例えばドコモから楽天モバイルに乗り換えると、1年間は無料で使えて、2年目からも月々2,000円の節約ができるのです。
しかし現在iPhone12は、キャリアかApple Store、家電量販店からしか購入できません。
そのためキャリアで契約したほうが、iPhone12の本体価格が安くなることもあります。
今回はiPhone12を格安SIMにする方法と、メリットや注意点について徹底解説!
キャリアと格安SIMは、実際どちらがお得なのかも明らかにします!
※本ページにはPRが含まれます。
iPhone12を格安SIMにするメリットとデメリット
では早速、iPhone12を格安SIMにするメリットとデメリットを解説します!
- iPhone12を格安SIMにするメリット
- iPhone12を格安SIMにするデメリット
iPhone12を格安SIMにするメリット
- 月々のスマホ代が節約できる
- 格安SIMはシンプルなプランが多く分かりやすい
iPhone12を格安SIMにするメリットは、上記の2つです。
月々のスマホ代が節約できる
携帯電話会社をMVNO(格安SIMを扱う会社)にする一番のメリットは、月々のスマホ代が節約できることです。
キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)の月額料金は、7,000円前後。
一方でMNVO(格安SIM各社)の月額料金は1,000円~5,000円です。
キャリアから格安SIMに乗り換えると、毎月2,000円~1万円の節約ができます。
月々2,000円の節約でも、1年間で考えれば2万4,000円です。
もちろん格安なのには理由があり、MVNOはキャリアから回線網の一部を借りているため、時間帯によっては通信速度が不安になることもあります。
しかし個人的には、格安SIMを利用していても不便に感じることはないため、スマホ代を節約したい方はすぐに乗り換えるべきです。
特に最新iPhoneを手に入れた方は、端末料金の負担がありますので、少しでも通信費を節約できると良いですよね。
「iPhone12にこだわりたい!でも節約したい!」
「月々のスマホ代が少しでも抑えられると嬉しい…!」
という方は格安SIMへの乗り換えをおすすめします。
格安SIMはシンプルなプランが多く分かりやすい
格安SIMは、キャリアに比べてシンプルなプランが多いです。
例えばLINEモバイルは「音声通話SIM」または「データSIM」の2種類のプランから、自分が希望する方を選ぶだけ。
使用するデータ通信量を選べば、簡単に月額料金が分かります。
LINEモバイルの月額料金(税抜)
音声通話SIM | データSIM | |
---|---|---|
500MB | 1,100円 | 600円 |
3GB | 1,480円 | 980円 |
6GB | 2,200円 | 1,700円 |
12GB | 3,200円 | 2,700円 |
ここにデータフリー(特定のアプリを使用する際に、データ通信量を消費しない機能)をつけるかどうかを選べば、すぐに申し込みできます。
オプション
オプション名 | LINEデータフリー | SNSデータフリー | SNS音楽データフリー |
料金 | +月額0円 | +月額280円(税抜) | +480円(税抜) |
対象サービス | LINE | LINE、Twitter、Facebook | LINE、Twitter、Facebook、Instagram、LINE MUSIC、Spotify、AWA |
※データフリーの料金が月額料金に追加されます
iPhoneと格安SIMはセット購入ができませんが、プランがシンプルなので相性は良いといえます。
LINEモバイルだけでなく、各社がシンプルで分かりやすいプランを提供していますので、ぜひ比較してみてください。
iPhone12を格安SIMにするデメリット
- 通信速度が不安定になる
- キャリアメールが使用できない
- Apple Watchの機能が制限される
- 端末と格安SIMをセットで購入できない
iPhone12を格安SIMにするデメリットは、上記の4つです。
デメリットのほうが項目は多いですが、格安SIMに乗り換えることで得られる恩恵はかなり大きいといえます。
デメリットをきちんと把握した上で、iPhone12や格安SIMの購入を検討してください。
通信速度が不安定になる
格安SIMは、キャリアに比べて通信速度が不安定です。
特に通勤・通学時間やお昼休憩、就寝前の時間は、たくさんの人がスマホを使うため、回線が混雑して繋がりづらくなります。
格安SIMの通信速度が遅くなりやすい時間帯
- 8:00台…通勤・通学時間
- 12:00~13:00台…昼休み
- 18:00~20:00台…帰宅時間
- 24:00台…就寝前
せっかくiPhone12を快適に使いたいのに、通信速度が遅くてイライラするのは嫌ですよね。
格安SIMといっても、さまざまな会社から出ています。
通信速度が比較的安定しているものを選び、iPhone12を快適に使いましょう。
ちなみに私はiPhone8で楽天モバイルを利用しています。
個人的な感想ですが、毎日SNSやYouTube動画を楽しんでも、特に不便さは感じません。
みなさんの格安SIM選びの参考になると嬉しいです。
キャリアメールが使用できない
キャリアメールとは、@docomo.ne.jp(ドコモ)や @softbank.ne.jp(ソフトバンク)などのキャリアが提供するメールアドレスのことです。
キャリアメールは、格安SIMに乗り換えると使用できなくなります。
元々キャリアメールを使っていない方は、格安SIMにしても特に問題はありません。
キャリアメールが使用できなくても、GmailやYahoo!メールなどを無料で作成すれば、メールでのやりとりも簡単にできます。
現在キャリアメールを使用している方は、ご注意ください。
Apple Watchの機能が制限される
iPhoneにApple Watchを連携している方は、格安SIMに乗り換えると機能の一部が使用できなくなる場合があるのです。
Apple Watchには、GPSモデルとGPS+セルラーモデルというものがあります。
セルラーモデルとは、Apple Watchのみで通信や通話ができるモデルです。
私は持っていませんが、Apple Watchといえば、通話をかけたりSNSをチェックしたりするイメージがあります。
しかし、悲しいことに格安SIMに乗り換えると、セルラーモデルは使用できません。
実はセルラーモデルは、大手3キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)のみ対応している機能なのです。
そのためGPS+セルラーモデルのApple Watchは、GPSモデルと同じ機能しか使えなくなります。
すでにApple Watchを持っている人も、これから購入する予定という方も、格安SIMに乗り換える際は注意してくださいね。
端末と格安SIMをセットで購入できない
格安SIMとiPhone12は、セットで購入できません。
なぜかというと、iPhone12を取り扱っているのが、キャリアとApple Store、家電量販店のみだからです。
キャリアまたはApple StoreでiPhone12を購入し、格安SIMは別の会社(MVNO)から購入しなければなりません。
また格安SIMは、初期設定を自分で行うのが基本です。
サポート無しでiPhone12と格安SIMを購入するので、不安を感じる方もいるでしょう。
大手キャリアのセット売りが楽だという方には、デメリットですね。
iPhone12を格安SIMにする方法
ではここからは、iPhone12を格安SIMにする方法を解説します。
- iPhone12を購入
- MVNOで格安SIMを購入
- 格安SIMとiPhone12が手元に届いたら初期設定を行う
- APN設定を行う
iPhone12を購入
まずはiPhone12を購入します。
先ほどもお話ししたように、iPhone12はキャリア、Apple Store、家電量販店で購入できます。
- キャリア…ドコモ、au、ソフトバンク
- Apple Store
- 家電量販店
購入場所のそれぞれのメリット・デメリットは以下の通りです。
キャリア | Apple Store | 家電量販店 | |
メリット |
|
|
|
デメリット |
|
|
|
iPhone12は購入場所によって、価格やSIMロックがかかっているかどうかが異なります。
個人的には、キャリアショップに行くとその場で契約まで進んでしまいそうなので、Apple Storeに買いに行きますね。
近くにApple Storeが無い方は、家電量販店もおすすめです。
MVNOで格安SIMを購入
iPhone12と格安SIMの購入順序は、どちらでもOKです。
ただし格安SIMを先に購入する場合は、契約が始まることになるため、できるだけ早くiPhone12を手に入れたほうが良いでしょう。
格安SIMを購入する際は、iPhone12で実際に使用している方の口コミや、各社の特徴を抑えておくことをおすすめします。
iPhone12ユーザーにおすすめの格安SIMは、この記事の後半で紹介します!
格安SIMとiPhone12が手元に届いたら初期設定を行う
格安SIMとiPhone12を手に入れたら、いよいよ初期設定を行います。
初期設定にはWi-Fi環境が必要ですので、自宅にない場合は近所のカフェなどをチェックしておきましょう。
またiPhone12をキャリアで購入した場合、キャリアから乗り換える場合は、SIMロックの解除を行う必要があります。
契約した格安SIMが、どのキャリアの回線を借りているのかを事前に把握しておきましょう。
SIMロックがかかっている場合、解除できるのに期限があったり、お金がかかったりするため注意が必要です。
SIMロックの解除については後ほど解説します。
APN設定を行う
iPhone12を格安SIMにする場合は「APN設定」を行います。
「APN設定」とは、Access Point Nameの略で、自分の端末にインターネットの接続先を認識させるための設定です。
キャリアで契約を行うと、店舗でスタッフが行ってくれることもありますが、格安SIMの場合は基本的に自分で設定します。
APN設定は3分程度でできる簡単な設定です。
もし初期設定やAPN設定について、説明書では分からない点があれば、電話や店舗に問い合わせましょう。
格安SIMでも使える?MNP(モバイルナンバーポータビリティ)とは?
大手キャリアの分離プランとは?
大手キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)には、分離プランというお得なプランがあります。
分離プランとは、端末料金と通信料金を分離するプランのことです。
例えばドコモだと「ギガ」「ギガライト」というプランが、この分離プランにあたります。
従来は、端末(スマホ本体)と通信料金をセット価格にすることで、端末料金を安くするのが一般的でした。
なぜ分離プランが生まれたのかというと、2019年5月に国会で「電気通信事業法の一部を改正する法律案」が成立し、端末の購入に伴う通信料金の割引が禁止されたためです。
これまでは「なんとなくまとめて支払っていたけど、内訳が分からない…」「どこが割引になっているのかは不明」という状態でしたが、分離プランで契約者がプランを正しく理解しやすくなりました。
分離プランによって、以前よりも端末料金は上がりましたが、通信料金は下がりました。
端末を2年以上使い続けている方や、選ぶ端末の価格によって、以前よりも合計料金が下がる可能性があります。
大手キャリアの通信料金が下がったため「結局大手キャリアと格安SIMはどちらがお得なのか?」と疑問を感じている方も多いでしょう。
大手キャリアとMVNOはどちらがお得?
「分離プラン」により、大手キャリアの通信料金が下がりましたが、MVNO(格安SIM会社)と比較してどちらがお得なのでしょうか?
もし大手キャリアのほうが月々の料金が安くなれば、通信速度も安定している大手キャリアを選びますよね。
結論からいうと、大手キャリアが通信料金を下げても、ほとんどの場合格安SIMのほうがお得です。
そのため、月々のスマホ代を下げたい方は、1日でも早く格安SIMに乗り換えましょう。
ただし、キャリアもMVNOも、さまざまな料金プランがあります。
格安SIMといっても、サービス内容や品質はプランによって異なりますので、本当にお得なのかしっかり確認してから契約しましょう。
端末料金+通信料金で、いくらになるのかが重要です。
MVNO各社の料金プランについては、この記事の後半をご覧ください、
iPhone12を格安SIMにする際の注意点
iPhone12を格安SIMにする際、SIMロックがかかっていると、使用できない可能性があります。
SIMロックとは、端末にさまざまな制約がかかっている状態のことです。
例えばソフトバンクで端末を購入した場合、他の携帯電話会社のSIMカードを差し込んでも反応しないよう、SIMロックがかかっています。
そのため大手キャリアで購入したiPhone12は、SIMロックを解除する必要があるのです。
Apple Storeや家電量販店で購入したiPhone12は、SIMロックがかかっていない「SIMフリー」です。
SIMフリーのスマホは、格安SIMを契約後すぐに利用できます。
SIMロックは100日後に解除できるようになる
以前は、SIMロックは基本的に使用できないのが当たり前でした。
しかし最近になって、SIMロックの解除は義務化され、2015年以降発売のスマホはSIMロックの解除ができます。
私はiPhone6を使っていたとき、SIMロックの解除ができず困りました…
格安SIMが主流になり始め、選択肢が増えて良い時代になったなと思います。
SIMロックが解除できる条件は、キャリアでスマホを購入してから100日経過後です。
キャリアでiPhone12を購入すると、100日経つまで格安SIMに乗り換えられないため、注意しましょう。
しかしSIMロックの解除ができるようになっても、手数料が3,000円程度かかります。
Webサイトから自分でSIMロックを解除すれば、手数料がかからないところもあるため、一度自分の契約を確認してみてください。
格安SIMはまだ5G非対応のところが多い
格安SIMは、第4のキャリアと呼ばれる楽天モバイル以外は5G非対応です。
今後5Gが利用できるようになる可能性もありますが、せっかくiPhone12を購入したのに少し残念ですよね。
そこで気になるのが、5G対応のスマホで5G非対応のSIMカードが使えるのか?ということ。
auでは、iPhone12発売前から4G契約のSIMは切り替えが必要と公表していたため、auの通信網を借りているMVNOは特に心配でした。
しかしMVNO各社は、iPhone12発売時に動作確認を行ったところ、どのキャリア系列の格安SIMでも使用できることが分かりました。
まとめると、格安SIMは5G非対応ですが、使用することはできます。
iPhone12を格安SIMにすることも問題なくできるため、安心してくださいね。
https://net-every.com/2021/01/12/sim-demerit/
iPhone12におすすめの格安SIMを紹介!
最後にiPhone12におすすめの格安SIMを紹介します!
料金プランを掲載しますので、ぜひ参考にしてください。
- LINEモバイル
- 楽天モバイル
- UQモバイル
LINEモバイル
先ほども紹介しましたが、LINEモバイルの魅力は「データフリー」というオプションがついていることです。
月々数百円をプラスするだけで、人気のSNSや音楽アプリをデータ容量を使用せずに使えます。
移動中は常に音楽を聴いている方、仕事でSNSを使う方などにありがたいサービスですね。
LINE株式会社のサービスなので、LINEは0円で使い放題になります。
またドコモ、au、ソフトバンクの回線に対応しているため、どのキャリアから乗り換えても料金が変わりません。
LINEモバイルの料金プラン
LINEモバイルの月額料金(税抜)
音声通話SIM | データSIM | |
---|---|---|
500MB | 1,100円 | 600円 |
3GB | 1,480円 | 980円 |
6GB | 2,200円 | 1,700円 |
12GB | 3,200円 | 2,700円 |
オプション
オプション名 | LINEデータフリー | SNSデータフリー | SNS音楽データフリー |
---|---|---|---|
料金 | +月額0円 | +月額280円(税抜) | +480円(税抜) |
対象サービス | LINE | LINE、Twitter、Facebook | LINE、Twitter、Facebook、Instagram、LINE MUSIC、Spotify、AWA |
※データフリーの料金が月額料金に追加されます
楽天モバイル
楽天モバイルは、実はキャリアのひとつです。
キャリアとは、自社回線網を持つ会社のこと。
ドコモ、au、ソフトバンク以外で5G通信に対応しているのも、楽天モバイルのみです。
しかし価格は格安SIMと戦えるレベルなんて、すごいですよね。
現在行われているキャンペーンも、1年間料金が無料と非常にお得です。
楽天モバイルの料金プラン
楽天モバイルの料金プランはシンプルで、なんと1種類です。
- 月額料金…2980円
- 今なら1年無料
- 5G通信が使える
- アプリの使用で国内通話かけ放題
UQモバイル
UQモバイルの対応回線はauです。
UQモバイルの特徴は、節約モードを使えばデータ消費量0でモバイル通信が可能なこと。
KDDIのサブブランドのため、比較的通信が安定していることです。
UQモバイルの料金プラン
データ高速プラン | データ無制限プラン | |
---|---|---|
月額料金 | 980円 | 1,980円 |
通信速度 | 月間データ容量3GBまで 受信最大225Mbps※1 (送信最大25Mbps) 3GBを超えた場合は 送受信最大200kbps |
月間データ容量無制限で 送受信最大500kbps |
iPhone12を格安SIMにしてお得に使おう!
いかがでしたか?
キャリアから格安SIMに乗り換えると、月々2,000~1万円の節約になります。
月々2,000円の節約でも1年で2万4,000円。
最新iPhoneが発売されたときにも、すぐ買えますね。
現在キャリアを使用している方は、ぜひ格安SIMに乗り換えてください!