大手キャリアの一つである、ソフトバンクを利用していて格安SIMに乗り換えをしようと思っている人はいませんか?
ソフトバンクのスマホ代は大手キャリアの中でも高く月のスマホ代が1万円を超えているのも珍しくありません。
「スマホ台やすくならなかな?」「乗り換えするならどこがいいの?」と悩んでいる方に向けておすすめの格安SIMを紹介します。
ソフトバンクから格安SIMに乗り換えることで月のスマホを1,000円台にすることができた人もいます。
しかも格安SIMに乗り換えただけで使っている回線はソフトバンクのままなので依然と同じように使うことができます。
そこで今回この記事では、ソフトバンク回線を利用できる格安SIMおすすめ5選と乗り換え時の注意点について解説していきます。
乗り換えをするだけでスマホ代を一気に減らすことができるのでぜひ参考にしてみてください。
格安SIM12社を徹底比較!料金・速度・通信量で一番お得なのはどこかランキング形式で紹介
※本ページにはPRが含まれます。
ソフトバンク回線を利用できる格安SIM7選
ソフトバンクの回線を利用することができるMVNOは複数ありますが、料金や通信速度・通信の安定性を総合的に判断しておすすめの7社を紹介します。
- ワイモバイル
- mineo
- b-mobile
- QTmobile
- nuroモバイル
- LINEMO
- HISモバイル
スマホの利用状況によっておすすめの格安SIMが変わるので、自分の利用状況を変えることなく利用できる格安SIMを契約するようにしましょう。
ワイモバイル
項目 | 詳細 |
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料金プラン(税込み) |
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データ通信容量 |
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データリチャージ | 550円/0.5GB |
基本通話料金 | 22円/30秒 |
通話オプション |
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支払い方法 |
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初期費用 | 契約事務手数料:3,300円 |
ワイモバイルは、ソフトバンクのサブブランドとして7年前の2014年8月にサービス開始しました。
ソフトバンクが経営している格安SIMのため利用できるのはソフトバンクの回線だけです。
ワイモバイルでは「家族割」など、さまざまな割引制度が充実しているので月額料金を安く抑えられます。
ワイモバイルの家族割は他社よりお得?条件や申し込み方法を解説!
mineo
項目 | 詳細 |
---|---|
料金プラン(税込み) | ■音声通話機能付きSIM(マイピタ)
■データ通信専用SIM(マイピタ)
■マイそく(最大通信速度で選ぶデータ無制限プラン)
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データ通信容量 |
|
データリチャージ | 100MB/55円 |
基本通話料金 | 22円/30秒 |
通話オプション |
|
支払い方法 |
|
初期費用 | 契約事務手数料:3,300円 |
スマホ修理保証 | 550円/月(上限なし) |
mineoは自分に合ったデータ通信量から選べる格安SIMです。
人気のスマホであるiPhoneをSIMロック解除することなく利用することができ、大手キャリアであるドコモ・au・ソフトバンク全ての回線を利用することができることでも注目を集めています。
またオプションである「パケット放題 Plus」では、プラン料金に+385円するだけで最大1.5Mbpsのデータ量無制限で使えるようになります。
3日10GB制限はありますが、毎月のデータ量を気にせず使いたいなら、mineoがおすすめです。
mineoには毎月1~20GBの間で利用する「マイピタ」とデータ量使い放題の「マイそく」があります。
速度は32kbps~3Mbpsと制限されはするものの、データ制限の上限を一切気にせず利用でるので低速無制限で良い人にはおすすめです。
【2023年】mineoの新規向けキャンペーンの内容と注意点を分かりやすく解説!
b-mobile
項目 | 詳細 |
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料金プラン(税込み) | ■990ジャストフィットSIM
■190PadSIM
■STAR SIM
■合理的20GBプラン
■合理的みんなのプラン
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データ通信容量 |
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データリチャージ | 3,850円/10GB |
基本通話料金 | 22円/30秒 |
通話オプション | 通話定額:550円 |
支払い方法 | クレジットカード |
初期費用 | パッケージ料金:3,300円 |
スマホ修理保証 | – |
b-mobileは世界初のMVNOで格安SIMの先駆者といわれています。
ソフトバンク系の格安SIMを一番最初に提供をしており、大手キャリアのネックとなる最低利用期間や解約金の設定がないので、自分のスマホの利用方法にあわなかった場合はすぐに辞めることができます。
とくに「990ジャストフィットSIM」はソフトバンク回線のプランで上限があらかじめ設定できるので、使い過ぎてしまう人におすすめ!
さらに「みんなのプラン」「20GBプラン」でもひと月70分までの通話であれば無料で利用することができます。
通信量が既定量を超えてしまった場合は1GBあたり275円で追加購入できます。
QTmobile
料金プラン(税込) |
※データプランのみは別料金 |
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国内通話料金(税込) |
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オプション(税込) |
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店舗情報 | あり |
通信回線 |
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通信速度 |
※ドコモ回線の場合の数値 |
支払い方法 |
|
QTモバイルは九州電力が提供している格安SIMです。
九州電力の利用者やBBIQユーザーだとさらにお得な割引も受けられる(BBIQユーザーなら110円~220円、九州電力のみだと110円、両方の利用者なら220円~330円毎月割引)ので、九州にお住いの方はチェックしておくといいでしょう。
他社で端末を購入した端末も15,000円までなら保証が付きますし、SIMカードを差し替えるだけでiPhoneもそのまま使えるので乗り換えにおすすめです。
通信回線もドコモ・au・ソフトバンクすべてに対応しているのもうれしいポイントですね。
キャンペーンも実施されているのでぜひ見てみてください。
NUROモバイル
項目 | 詳細 |
---|---|
料金プラン(税込み) | ■NEOプラン(20GB)
■NEOプラン W(40GB)
■VSプラン(3GB)
■VMプラン(5GB)
■VLプラン(10GB)
■お試しプラン(0,2GB)
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データ通信容量 |
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データリチャージ | 550円/1GB |
基本通話料金 | 11円/30秒 |
通話オプション |
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支払い方法 | クレジットカード |
初期費用 |
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スマホ修理保証 | 550円/月(上限なし) |
nuroモバイルはソニーネットワークコミュニケーションズが運営する格安SIMです。
全体的に見てもほかの格安SIMと比べて多くのデータ通信量を利用できることから、コスパの良い格安SIMだといえるでしょう。
ドコモ・au・ソフトバンクの3つの回線から選択ができるのもうれしいポイントですね。
なかでも速度を重視する方におすすめのプランは「NEOプラン」です。
ただし、NEOプランはドコモ専用回線となるので注意が必要です。
キャンペーンも頻繁に実施されているのでぜひチェックしてみてください。
nuroモバイルの評判・口コミは悪い?メリット・デメリットを徹底比較
LINEMO
項目 | 詳細 |
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基本料金 |
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通信容量 | 3GB 20GB |
通信速度 |
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オプション |
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通話 | 22円/30秒 |
LINEMOはソフトバンクの新料金プランです。
厳密に言えば格安SIMではないですが、ソフトバンクよりもお得なので基本料金を抑えられます。
ソフトバンクと同じ回線が使えることから、速度に関する良い評判がたくさん寄せられています。
プランは「ミニプラン」と「スマホプラン」に分かれており、どちらも「LINEGigaフリー」が利用できるので、普段からLINEサービスを頻繁に利用する方にはおすすめです。
ソフトバンクや他キャリアからの乗り換えで携帯代を大幅に安くできるのでぜひチェックしてみてください。
LINEMOで機種変更する方法は?手順と乗り換え時の注意点を解説
HISモバイル
料金プラン(税込) | ■自由自在290プラン※音声通話
※1GB契約で、100MB未満の利用月は月額290円(税込) ■自由自在スーパープラン(+5分かけ放題つき)
■データ定額440プラン※データ通信
■ビタッ!プラン※データ通信
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---|---|
国内通話料金(税込) | 9円(税込)/30秒 |
オプション(税込) |
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店舗情報 |
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通信回線 |
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通信速度 | 平均ダウンロード速度: 110.95Mbps
平均アップロード速度: 20.99Mbps |
支払い方法 | クレジットカード
※銀行振込対応の月額SIMあり |
HISモバイルは、大手旅行会社であるHISのグループ会社である、H.I.S.Mobile株式会社が提供する格安SIMサービスです。
とくにソフトバンク回線で利用できる「ビタッ!プラン」なら、月額198円~利用できます。
HISモバイルは100MB〜3GBの低用量プラン・通話料金では、基本料金が業界最安クラスとなっています。
最低利用期間は廃止しており、解約金も一切発生しないので気軽に試してみてください。
H.I.S.Mobileで機種変更する方法は?手順と購入可能な端末を紹介
ソフトバンク回線の格安SIMを分野ごとに比較!
ここでは、以下の分野ごとにソフトバンク回線の格安SIMを比較します。
- 料金プラン
- 通信速度
- キャンペーン内容
料金プラン
格安SIMの料金プランはSIMタイプによって異なります。
ここでは、「データ通信SIM」と「音声通話SIM」それぞれの料金プランについて比較します。
データ通信SIM
データ通信SIMとは音声通話は利用できませんが、おもにSNSの閲覧など普段からインターネットを利用する方におすすめです。
格安SIM | データ通信量 | 月額料金(税込) |
---|---|---|
mineo | 1GB〜無制限 | 660円〜1,925円 |
NUROモバイル | 3GB〜15GB | 792円〜1,790円 |
QTモバイル | 1GB〜30GB | 1,254円〜7,810円 |
HISモバイル | 100MB〜30GB | 198円〜5,775円 |
b-mobile | 100MB〜15GB | 209円〜3,608円 |
※「LINEMO」「ワイモバイル」は音声通話SIMのみなので省略
上記の表を見ると「HISモバイル」が安く、100MBと普段から低用量しか使わなず費用を抑えたいといった方におすすめです。
反対に普段からたくさんのデータを使うといった方は、30GBまである「QTモバイル」もしくはデータ無制限プランのある「mineo」がいいでしょう。
音声通話SIM
音声通話SIMとは通話とインターネットを利用できるプランで、データ通信SIMよりも全体的にやや価格は高めに設定されています。
格安SIM | データ通信量 | 月額料金(税込) |
---|---|---|
mineo | 1GB〜無制限 | 660円〜2,178円 |
LINEMO | 3GB〜20GB | 990円〜2,728円 |
ワイモバイル | 4GB〜30GB | 2,365円〜5,115円 |
NUROモバイル | 3GB〜15GB | 792円〜1,790円 |
QTモバイル | 1GB〜30GB | 770円〜6,820円 |
b-mobile | 1GB〜20GB | 1,089円〜5,269円 |
※「HISモバイル」でソフトバンク回線の利用の場合、データ通信のみのプランしかないので省略
料金だけで見ると「NUROモバイル」が安いですが、高速通信を求めるのならソフトバンクの自社回線を利用している「LINEMO」がおすすめです。
通信速度
格安SIMを検討している方の中には、通信速度が気になるといった方もいるはずです。
そこでここでは、各格安SIMの平均ダウンロード速度と平均アップロード速度を比較します。
格安SIM | 平均ダウンロード速度 | 平均アップロード速度 |
---|---|---|
mineo | 42.03Mbps | 10.43Mbps |
LINEMO | 76.88Mbps | 16.14Mbps |
ワイモバイル | 99.93Mbps | 16.67Mbps |
NUROモバイル | 43.59Mbps | 11.71Mbps |
QTモバイル | 70.87Mbps | 9.55Mbps |
HISモバイル | 110.95Mbps | 20.99Mbps |
b-mobile | 20.11Mbps | 5.58Mbps |
ダウンロード速度はおもに動画の視聴やSNSの閲覧時に影響し、早ければ早いほど快適に利用できます。
またアップロード速度はInstagram・Twitterの投稿に影響するもので、普段から頻繁にSNSの更新をおこなう方ははチェックしておきたい項目です。
上記の表から判断すると、「HISモバイル」「ワイモバイル」あたりがどちらの数値も高いのでおすすめです。
ただし、ダウンロード速度・アップロード速度は日々最新情報が更新されるので、公式サイトもしくは口コミサイトなどをチェックしておくといいでしょう。
キャンペーン内容
2023年11月現在、ソフトバンク回線の格安SIMが行っているキャンペーンは以下の通りです。
格安SIM | キャンペーン |
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mineo | なし |
LINEMO |
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ワイモバイル |
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NUROモバイル |
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QTモバイル |
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HISモバイル |
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b-mobile | なし |
キャンペーンは基本的に期間限定のものが多いので、少しでも費用を抑えたい方はこまめにチェックしておくようにするといいでしょう。
ソフトバンク回線の格安SIMを選ぶポイント
ソフトバンク回線の格安SIMといってもさまざまな種類があり、「どこを選べばいいの?」と悩む方もいるでしょう。
そこでここでは、ソフトバンク回線の格安SIMをを選ぶ際のポイントについてご紹介します。
- SIMタイプ
- 通信速度
- その他
➀SIMタイプ
格安SIMには主に以下のタイプに分けられ、それぞれ料金やできる内容が異なります。
SIMタイプ | 特徴 |
---|---|
データ通信SIM | データ通信のみ |
SMS付きSIM | データ通信とSMS |
音声通話SIM | データ通信・SMS・音声通話 |
eSIM | SIMの情報がスマホに内蔵 |
上記の中で最も料金が安いのはデータ通信のみのSIMです。
データ通信のみだとインターネットの利用はできますが、通話はできないので注意が必要です。
ほとんど通話しない人でも、メインで使うスマホは音声通話SIMを選んでおくと、災害時の時など万が一のときにも通話ができるため安心です。
またSMSは電話番号を活用したチャットサービスで、普段からメールやLINEを使っているのなら特に問題ないでしょう。
eSIMとはSIMの情報がスマホに内蔵されているタイプのSIMで、新しいキャリアに乗り換える際でもSIMカードを差し替えるだけですぐ使えるので便利です。
ただし、eSIMは対応していない格安SIMもあります。
現在ソフトバンク回線でeSIMに対応している格安SIMは、「LINEMO」「ワイモバイル」になります。
②通信速度
快適にインターネットを利用したい方は通信速度もチェックしておくといいでしょう。
通信速度はおもにダウンロード速度とアップロード速度を確認してみてください。
先にも述べたように、ダウンロード速度とアップロード速度は以下の面で影響を受けます。
ダウンロード速度 | YouTubeなど動画の視聴、SNSやWebサイトの閲覧時などに影響 |
---|---|
アップロード速度 | Instagramへの写真投稿、LINEでの写真送信時などに影響 |
各格安SIMの公式サイトに掲載されていることもありますし、格安SIMの比較サイトや実際に利用した口コミサイトなどを見るのもひとつです。
③その他
ほかにも、格安SIMを比較検討する際は以下の項目も見ておくといいでしょう。
- 基本料金
- 通信品質
- データ量
- オプション
- キャンペーンの有無
- カウントフリーの有無
「LINEMO」などではLINEサービスのカウントフリーがあるので、普段からLINEをよく使う人にはおすすめです。
またキャンペーン期間中に申し込めば、通常よりも携帯料金やポイント付与がつくなど特典が付くのでチェックしておくといいでしょう。
ソフトバンク回線の格安SIMに乗り換えるメリット
ソフトバンク回線の格安SIMに乗り換えるメリットには以下のものが挙げられます。
- 携帯代金を節約できる
- ソフトバンクと同じ通信エリアで利用できる
- 解約違約金が発生しない
- SIMロックの解除をしなくてもそのまま乗り換えられる
- ソフトバンクに対応している格安SIMは増えてきている
携帯代金を節約できる
格安SIMはソフトバンクといった大手キャリアよりも、圧倒的に携帯代金を節約できます。
したがって、毎月の固定費を少しでも抑えたい方にはおすすめです。
たとえば同じ1GBでも、ソフトバンクだと3,278円ですが、「mineo」だと1,298円と全く価格が変わってきます。
低用量のものでも使い放題のプランでも格安SIMの方が料金が少なくなるので、スマホ代を節約したい方こそ格安SIMに乗り換えるのがおすすめです。
ソフトバンクと同じ通信エリアで利用できる
当然のことですが、ソフトバンク回線の格安SIMはソフトバンクと同じ通信エリアです。
ソフトバンクは全国でも使えて旅行や出張の時でも安心ですし、これまでソフトバンクを利用していて満足だったのであればそのまま使い続けられます。
またソフトバンク回線の格安SIMである「mineo」「LINEMO」「ワイモバイル」「NUROモバイル」「QTモバイル」だと5G通信にも対応しています。
5Gは4Gの通信速度の10倍以上あるといわれており、「高速・大容量通信ができる」「データの遅延が起きにくい」「高画質の視聴ができる」などさまざまなメリットがあります。
「少しでも快適に動画やインターネットを利用したい」といった方にとっても格安SIMはおすすめです。
解約違約金が発生しない
2022年2月1日以降、ソフトバンクでは契約解除料金が撤廃されました。
つまり、ソフトバンク回線の格安SIMでも解約違約金が発生しないといったメリットがあります。
さらに今までの電話番号を乗り換え先へ引き継ぐためのMNP転出手数料もかかりません。
実際、ソフトバンクから「ワイモバイル」「LINEMO」に乗り換える際、契約手数料は無料です。
したがって、「格安SIMに興味があるけれど、解約した時にお金がかかるのでは?」と心配な方でも一昔前よりも気軽に乗り換えられます。
大手キャリアでも契約の制約が緩いところもありますが、格安SIMの方が料金が安いことからより短期間向きに設定されている場合が多いです。
SIMロックの解除をしなくてもそのまま乗り換えられる
キャリアから格安SIMに乗り換える際、ほとんどの場合は端末のSIMロックを解除しなければいけません。
しかしソフトバンクからソフトバンク回線の格安SIMに乗り換えるのであれば、SIMロックの解除をしなくてもそのまま利用できます。
SIMロックの解除に必要な手間がなくなり、使える端末の種類も多いことはかなりメリットだといえるでしょう。
ただし、ソフトバンクで購入したスマホでワイモバイルやLINEMOのeSIMを利用する場合は、事前にSIMロック解除の手続きが必要なので要注意です。
契約を検討している格安SIMで利用できる端末について確認してみてください。
ソフトバンクに対応している格安SIMは増えてきている
一昔前までは、ソフトバンクに対応している格安SIMはそこまで多くありませんでした。
しかし昨今では格安SIMの需要が高まっていることから、ソフトバンクに対応する格安SIMの種類は年々増えてきています。
またauやドコモといった他2社の格安SIMと比べるとまだ数は少ないですが、その分通信速度が安定するといったメリットも期待できます。
ソフトバンク回線の格安SIMに乗り換える際の4つの注意点
ソフトバンク系格安SIMに乗り換える際の注意点は以下の4つです。
- ソフトバンク系の格安SIMは高い線よりも料金設定が高い
- ソフトバンクのキャリアサービスが利用できなくなる
- 通信速度が遅くなる
- 契約プランによっては通信量が足りない場合がある
- ソフトバンクのキャリア決済が使えなくなる
- 他キャリアの端末からだとSIMロック解除が必要
- 他キャリアのAndroid端末はプラチナバンドが使えない
ソフトバンクから格安SIMに乗り換える際は、別途手数料や違約金が発生する可能性があるので、疑問点を解決してから乗り換えをするようにしましょう。
契約内容や注意点をあらかじめ確認しておくことで、乗り換えの失敗を防ぐことができます。
ソフトバンク系の格安SIMは他の回線よりも料金設定が高い
格安SIMはドコモ・au・ソフトバンクの三回線いずれかの回線を借りてサービスを提供しています。
格安SIM会社ごとに利用できる回線は異なり、中には3回線の中から好きな回線を選んで利用することができます。
どの回線を選んでも料金が同じ場合もありますが、中には利用する回線によって料金が異なる場合があります。
料金が異なる際、ドコモ・auの料金よりもソフトバンクの料金は高くなる傾向があります。
ソフトバンクのキャリアサービスが利用できなくなる
ソフトバンクなどの大手キャリアは、自社のサービスとして様々なキャリアサービスを展開していますが格安SIMに乗り換えをするとキャリアサービスをうけることができなくなってしまいます。
キャリアサービスをよく利用している人であれば、サービスを受けられなくなると不便さを感じる可能性があります。
自分が良く利用しているサービスは格安SIMに乗り換えても継続して利用をすることができるのかを事前に確認しておきましょう。
通信速度が遅くなる
格安SIMは大手キャリアから通信回線を借りているため、通信速度が大手キャリアよりも遅くなります。
一日中ずっと遅いのではなく、多くの人がインターネットを利用する通勤時間・昼休み・夕方などで部分的に遅くなります。
そのため混み合う時間帯を避けて利用することで通信速度で困ることはほぼありません。
契約する格安SIMによっても通信速度が異なるのでスマホの利用状況に合わせて必要な通信速度を満たす格安SIMを利用するようにしましょう。
【2023年最新】格安SIMの通信速度が安定しているのはどこ?人気の格安SIM17回線をランキング形式で徹底比較
契約プランによっては通信量が足りない場合がある
契約プランによっては、通信量が足りなくなってしまう場合があります。
ソフトバンクであれば通信制限なくどれだけ通信量があっても定額でスマホを利用することができます。
それに対し格安SIMの場合は、無制限プランは少なく25GBなどの月に利用することができる通信量が決まっています。
そのため、動画やオンラインゲームをよく利用する人の場合は通信量が足りなくなってしまう場合があります。
通信量が足りなくなってしまった場合は、データリチャージとしてデータを追加で購入するかWi-Fiなどを利用するしかありません。
月の通信量が多い場合は格安SIMに乗り換えをする際に注意が必要です。
ソフトバンクのキャリア決済が使えなくなる
ソフトバンクから格安SIMに乗り換える際はソフトバンクのサービスが基本的に使えなくなるので注意が必要です。
おもに使えなくなるサービスには、「キャリア決済」「ソフトバンクメール」が挙げられます。
月額課金のサービスは解約扱いになる可能性もあるので、キャリア決済を利用している方はとくに注意しましょう。
ちなみにソフトバンクメールがどうしても必要な方は年間3,300円かかりますが、「メールアドレス持ち運び」で継続できます。
他キャリアの端末からだとSIMロック解除が必要
先にも述べたようにソフトバンクからソフトバンク回線の格安SIMに乗り換える際は基本的にSIMロック解除は必要ありません。
しかしドコモやauからソフトバンクに乗り換えるのであれば、原則SIMロック解除が必要です。
もしSIMロック解除はそれぞれのキャリアのマイページなどからできますが、受付時間が決まっているので注意しましょう。
なおもしキャリア端末のSIMロック解除を忘れると、契約しても利用できないおそれがあります。
他キャリアのAndroid端末はプラチナバンドが使えない
他キャリアのAndroid端末だと、ソフトバンクのプラチナバンドが使えないことがあるので注意しなければいけません。
なぜならキャリアが販売するAndroid端末は、各キャリア向けにカスタマイズされたモデルで他キャリアのプラチナバンド周波数には対応していません。
そのためソフトバンクの提供エリア内であっても、ビルの中や地下などといった高周波数帯が届きにくい場所だととくに電波を掴みにくくなります。
場所によっては全く使えないといったこともあるため、他社Androidを利用している方はできるだけ端末に合った格安SIMに乗り換えるのがおすすめです。
ソフトバンク回線の格安SIMに乗り換えるがおすすめな人
以下の特徴に当てはまる人は、ソフトバンク回線の格安SIMに乗り換えるのがおすすめです。
- 今ソフトバンクを利用している人
- スマホ代を安くしたい人
今ソフトバンクを利用している人
今ソフトバンクを利用している人であれば、ソフトバンク回線を利用することができる格安SIMに乗り換えることをおすすめします。
大手キャリアから格安SIMに乗り換える際は、スマホのSIMロックを解除する必要がありますが、ソフトバンクの通信回線を継続して格安SIMでも利用すればSIMロック解除する必要なく利用することができます。
そのため格安SIMで契約を結んで自宅に新しい格安SIMカードが届けばすぐに新しいSIMで利用することが可能です。
スマホ代を安くしたい人
ソフトバンクは大手キャリアの中でもスマホの基本料金が高めに設定されています。
格安SIMに乗り換えるだけで、スマホの料金を安くすることができます。
中にはスマホ代が10分の1以下で月1,000円台になったケースもあります。
スマホ代を安くしたい人は格安SIMに乗り換えをするようにしましょう。
格安SIM12社を徹底比較!料金・速度・通信量で一番お得なのはどこかランキング形式で紹介
ソフトバンク回線の格安SIMに乗り換える際の手順
ソフトバンク回線の格安SIMに乗り換える際の手順は以下の通りです。
- SIMロックの解除
- MNP予約番号の取得
- 申し込み
- APN・初期設定をして利用開始
SIMロックの解除
先も述べたように、ソフトバンクで購入したスマホをソフトバンク回線の格安SIMに乗り換える際はSIMロックの解除が必要ありません。
しかし先に使っていたものがソフトバンクではない場合や、ソフトバンクから「LINEMO」などのeSIMに乗り換える場合はSIMロック解除が必要となります。
もし分からないといった場合はそれぞれのキャリアに問い合わせをしてみてください。
MNP予約番号の取得
もしこれまで使っていた電話番号をそのまま格安SIMでも使い続けるのであれば、MNP番号を取得しなければいけません。
MNP予約番号を取得しなければ乗り換えた際に電話番号が変わってしまうので、必ずソフトバンクショップの店頭もしくは電話にて必ずおこなうようにしてください。
またMNP予約番号には取得日から15日以内と有効期限があります。
キャリアごとに申し込む際の有効期限の残日数が決められているため、格安SIMへの乗り換え手続きには前もってスケジュールに余裕を持って進めましょう。
申し込み
MNP予約番号を取得したら、次は格安SIMの契約の申し込みをおこないます。
直接教えて欲しいといった方は店頭でもいいですが、オンラインでの手続きだと手数料無料になるなどのメリットもあるのでなるべくWEBから申し込むことをおすすめします。
また申し込みには以下のものが必要となります。
- 本人確認書類
- メールアドレス
- 支払いに必要なもの(クレジットカードや銀行口座の情報など)
格安SIMの支払い方法はクレジットカードのみと限定していることがほとんどです。
もしクレジットカードを持っていない方はデビットカードなどに対応しているかどうかや、ほかにもどんな書類が必要になるのかを確認しておきましょう。
APN・初期設定をして利用開始
申し込みが完了したらおおよそ1週間程度でSIMカードなどの商品が届きます。
商品が手元に届いたら、説明書に従ってAPN・初期設定をおこないます。
iPhoneとAndroidでは多少設定方法が違いますが、自分がおこなっても約3分で完了する簡単な作業であることがほとんどです。
APN・初期設定が終わればいよいよ利用開始です。
ソフトバンク回線の格安SIMに関するよくある質問
ここでは、ソフトバンク回線の格安SIMに関するよくある質問についてご紹介します。
ソフトバンク回線の格安SIMでeSIMに対応しているのは?
現在のところ、ソフトバンク回線の格安SIMでeSIMに対応しているのは「LINEMO」と「ワイモバイル」の2つです。
LINEMOはeSIMでも3GBもしくは20GBから選べ、ワイモバイルは実店舗があるので万が一の時でも安心です。
「mineo」や「NUROモバイル」などもeSIM自体には提供しているものの、残念ながらソフトバンク回線に対応していないので注意が必要です。
ソフトバンク回線の格安SIMで5Gに対応しているのは?
現在のところ、ソフトバンク回線の格安SIMで5Gに対応しているのは「LINEMO」「ワイモバイル」「mineo」「NUROモバイル」の4つです。
なおHISモバイルも5G通信自体は提供していますが、ソフトバンク回線のプランは対象外となっているので注意が必要です。
また5Gは会員ページからせっていすれば切り替わるものもあれば、オプションの申し込みが必要なものを申し込まなければならないものもあるので事前に確認しておきましょう。
ちなみに「LINEMO」「ワイモバイル」はソフトバンクが提供する5G通信が使えます。
ソフトバンク回線の格安SIMでお得にiPhoneが手に入るのはどこ?
現在のところiPhoneが購入できるソフトバンク回線の格安SIMは以下の通りです。
ワイモバイル | オンラインショップのセールがお得 |
mineo | 新品のiPhoneでもお得に購入できる |
HISモバイル | 中古iPhoneを販売 |
QTモバイル | 未使用品のiPhoneを購入できる |
ソフトバンクユーザーならソフトバンク回線の格安SIMに乗り換えるのがおすすめ!
今回は、ソフトバンク系の格安SIMをみてきました。
ソフトバンクユーザーなら、ソフトバンク回線を利用することができる格安SIMに乗り換えをすることで月のスマホ代を減らせるメリットがあります。
通信品質に関してはキャリアには劣るといわれていますが、それでも普段の生活の中で十分満足のいく通信ができるはずです。
格安SIMごとにキャンペーンや料金形態、オプションや通信環境などが異なるので、今回の記事を参考にぜひ自分に合った格安SIMを見つけてみてください。